第6話

よんわ☆
44
2019/01/29 21:56
直
お前、魔法に興味ないか?





……………………は?

え、つっこむところが多すぎて、
まってまず、
空良
空良
え、と、なんで私の名前知ってるの?
そう。そこからだ。なんで話したこともないのに私の名前知ってるんだろ?
まさか…ストーカー?!
直
お前今、ストーカーとか思っただろ?
空良
空良
ええっ?!お、思ってないよ?
直
とりあえず話は後だ。
ちょっと来てもらう。
空良
空良
えっ、え?!
いやちゃんと説明してよ!てか魔法って何?
どこに連れてかれるの?!
訳分からないまま、彼は私の腕をつかみ、どこかに連れていこうとする。
空良
空良
ちょちょちょ!まって、!
私の必死の抵抗も虚しく、どんどん細い裏道に入っていく。
あぁ、もうこれは誘拐というやつですね。蒼葉兄さんごめんなさい。私帰れないかも

あと、良い子のみんなは知らない人について行っちゃダメだよ…?
☞.゚☆。・☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・
空良
空良
え……………ここ、どこ?
私は今、謎のイケメンに連れられて(無理やりつれていかれて)、廃工場の前に立っていた。
直
ここは魔法界への入口だ。
廃工場に見えるが、実は大事な役目をしてる、通路みたいなものだ。
えっ、そんな大事な通路がこんな見た目でいいの…?
あと魔法界?入口?
空良
空良
さっきからあなたは何を言ってるの?
あと、あなたは誰?
直
俺は望月直(モチヅキナオ)魔法学校高等部1年。
お前を迎えに来たんだ。
空良
空良
え、迎えに来た?
オコトワリシマス。
直
プロポーズじゃねぇよ!
人の話を聞け!
いや、聞けって言われても。
もう頭パニック状態だよ〜
直
ん、
彼が私に手を差し出す。
え、繋げと…?

私が戸惑っていると、
直
早くしろ!庶民が1人で飛び込むと迷子になるんだよ。
空良
空良
わ、分かった…
私はおずおずと手を差し出す。

そして、彼が工場の戸を開けた瞬間
ピカーーーーーーーーーッ
空良
空良
うっ、まぶしい…!
直
飛び込むぞ!
絶対手ぇ離すなよ?
空良
空良
うん、、!
その瞬間、私の体は宙に浮いた。
☞.゚☆。・☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・
ズドンッ
空良
空良
いっった、!
直
お前着地もできねぇのか?
だって着地しろとか地面があるとか聞いてないし。
私が責めるような目で直を見ていると、
直
ほら、行くぞ
と言って、繋いでいた手を振りほどいた。
私に対しての扱い雑すぎない?
そーいえばここ…
周りを見回すと、さっきまでいた廃工場とは、景色が変わり果てていた。
空良
空良
うわぁ〜〜ッ!
満点の星、どこまでも続いている赤いレンガの道。建物は灯りがついていて、とてもキレイな夜景だった。
直
ここは魔法界だ。
人間界とは時間の流れとかも少し違うから、今こっちでは夜の6時ってとこかな
へぇ〜〜!
すごい!周りに光や音が溢れてる…!
家やビルなどがならんでるけど、人間界(?)とは形とかが全然違う。
てか建物が浮いてるっ?!

私が周りに見とれてボーッとしてると、直はスタスタと歩き出してしまう。
空良
空良
直は、何で私を迎えにきたの?
私はずっと気になっていたことを聞いた。なんで私なんだろう??
直
言われたんだ。あの人に。
空良を迎えに行くようにって
空良
空良
あの人…………?
直
まぁ話すと長くなるから後で。
あと説明するのめんどい
いや、2個目の理由の方が大きい気が……

しばらく赤レンガの道を歩くと、目の前にひときわ大きい建物が見えてきた。
空良
空良
〜〜っ!!
何ここ?!すごい!!
直
お前いろんなものにいちいち驚くな、
空良
空良
だって…!
なにもかも初めて見るものばっかだもん、!
直
これだから庶民は…
庶民で悪かったですねぇ!!

怒りを込めて直の脇腹をひじでつつく。
直
ったく…。
ここは魔法学校。小中高、さらに大学もあって、魔法使いを育成している学校だ。
空良
空良
へぇ!じゃあ直もここに通ってるんだね!!
直
そうゆうこと。言っとくけどオレ、めっちゃ優秀だから。敬ってよね?
うわぁでたよ俺様系男子。
上から目線すぎ……。
空良
空良
はいはい
私は適当に返事をして、建物の門の前に立つ。
周りは自然で囲まれていて、見たことない動物がたくさんいる。
門の先にある大きな噴水も、虹がでていてすごくキレイだった。
直
そしてお前は…明日からここに通うんだ。
空良
空良
…………………
もう理解不能すぎて、私の小さな脳みそでは処理しきれないみたいだ。
これは夢なんじゃないかと途中で疑いはじめる。
直
と、ゆうことで今から校長に挨拶しに行くか。
なにが と、ゆうことで だよ。
私はもうどうにでもなれ状態で、直の後を大人しくついて行った。
☞.゚☆。・☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・

こんにちは!作者のsora🌦です!
3話までいってるのにまだ魔法でてこないのかよ……と思ってる人もいるかもですが、、笑
まだまだ続きいっぱい書くつもりなので、読んでもらえるとめっちゃ嬉しいです!よろしくお願いします!!🙏

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