……………………は?
え、つっこむところが多すぎて、
まってまず、
そう。そこからだ。なんで話したこともないのに私の名前知ってるんだろ?
まさか…ストーカー?!
いやちゃんと説明してよ!てか魔法って何?
どこに連れてかれるの?!
訳分からないまま、彼は私の腕をつかみ、どこかに連れていこうとする。
私の必死の抵抗も虚しく、どんどん細い裏道に入っていく。
あぁ、もうこれは誘拐というやつですね。蒼葉兄さんごめんなさい。私帰れないかも
あと、良い子のみんなは知らない人について行っちゃダメだよ…?
☞.゚☆。・☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・
私は今、謎のイケメンに連れられて(無理やりつれていかれて)、廃工場の前に立っていた。
えっ、そんな大事な通路がこんな見た目でいいの…?
あと魔法界?入口?
いや、聞けって言われても。
もう頭パニック状態だよ〜
彼が私に手を差し出す。
え、繋げと…?
私が戸惑っていると、
私はおずおずと手を差し出す。
そして、彼が工場の戸を開けた瞬間
ピカーーーーーーーーーッ
その瞬間、私の体は宙に浮いた。
☞.゚☆。・☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・
ズドンッ
だって着地しろとか地面があるとか聞いてないし。
私が責めるような目で直を見ていると、
と言って、繋いでいた手を振りほどいた。
私に対しての扱い雑すぎない?
そーいえばここ…
周りを見回すと、さっきまでいた廃工場とは、景色が変わり果てていた。
満点の星、どこまでも続いている赤いレンガの道。建物は灯りがついていて、とてもキレイな夜景だった。
へぇ〜〜!
すごい!周りに光や音が溢れてる…!
家やビルなどがならんでるけど、人間界(?)とは形とかが全然違う。
てか建物が浮いてるっ?!
私が周りに見とれてボーッとしてると、直はスタスタと歩き出してしまう。
私はずっと気になっていたことを聞いた。なんで私なんだろう??
いや、2個目の理由の方が大きい気が……
しばらく赤レンガの道を歩くと、目の前にひときわ大きい建物が見えてきた。
庶民で悪かったですねぇ!!
怒りを込めて直の脇腹をひじでつつく。
うわぁでたよ俺様系男子。
上から目線すぎ……。
私は適当に返事をして、建物の門の前に立つ。
周りは自然で囲まれていて、見たことない動物がたくさんいる。
門の先にある大きな噴水も、虹がでていてすごくキレイだった。
もう理解不能すぎて、私の小さな脳みそでは処理しきれないみたいだ。
これは夢なんじゃないかと途中で疑いはじめる。
なにが と、ゆうことで だよ。
私はもうどうにでもなれ状態で、直の後を大人しくついて行った。
☞.゚☆。・☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・
こんにちは!作者のsora🌦です!
3話までいってるのにまだ魔法でてこないのかよ……と思ってる人もいるかもですが、、笑
まだまだ続きいっぱい書くつもりなので、読んでもらえるとめっちゃ嬉しいです!よろしくお願いします!!🙏
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。