第7話

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2021/04/04 12:32
『…では、お預かり致します』

あなた『…はい』


私はマネージャーに衣装を渡し

そさくさと部屋を出た。













あなた『…』


今日、バー行こうかな。

赤髪の彼の顔が頭に浮かぶ。














芽衣『あの、あなたさん』

あなた『なに?』


仕事を終わらしたであろう彼女が

私のところへ来た。

拳を握っている彼女。












芽衣『…じょ、丈くんと今後2人で会わないで欲しいです…!』

あなた『…は?』

芽衣『…っ』

あなた『意味わかんないんだけど』

芽衣『あなたさん、丈くんのこと好きですよね…?』

あなた『…』


私は一瞬目を見開いた。








芽衣『丈くんの彼女は私なんですっ…迷惑ですっ!』


そう言って彼女は早足で居なくなった。

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