あなた『…ん』
腰の痛みで目が覚めた。
横には丈が寝ている。
起き上がると下着だけという事に気がついた。
あなた『…え』
ヤった?
でも丈は服着てるし。
丈一郎『おはよ』
あなた『…おはよ』
丈一郎『昨日めっちゃ可愛かったで』
そう言って私の鎖骨辺りを見た。
私は急いで鏡のある洗面所へ向かった。
あなた『…あ』
鎖骨にはほんのり赤くなったキスマークが。
私が固まっていると
丈一郎『…ん〜』
後ろから抱きしめられた。
下着だから丈の服が肌にあたってビクッとなる。
丈一郎『…ほんまかわええな』
あなた『…/////』
滅多にデレない丈。
急過ぎて顔が赤くなった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!