第53話

信じようぜ
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2019/08/04 09:59
爆豪side


麗日 「皆おはよう!今日は、体育祭だぁ!」

切島 「おう!頑張ろうぜ!!」



今日は雄英高校の体育祭。
色々なプロヒーロー達が来るらしい。










上鳴「そういえば、あなたちゃんは?」

瀬呂 「昨日どうなった??」









そうだ。昨日は結局女子たち全員、共同ルームに帰ってこなかった。

今もあなたは、いない。










葉隠 「あなたちゃん、昨日、『考えとくね』って言ってたけど……。」



女子たちの表情が暗くなる。



この感じだと…………………………来ねぇな。























爆豪 「来ることを信じようぜ。」










気がついたら俺はそう呟いていた。





切島 「そうだな!!爆豪、まじで神かよ!」

上鳴 「やっぱお前はあなたちゃんの事なぁぁぁぁぁぁぁ!!うんうん!!」


爆豪 「うっせえ!がちでぶちころすぞ。」

上鳴 「す、すみませんでした。」








そんな話をしている間にとうとうチャイムが
鳴った。














相澤 「おはよう。今日は体育祭だ。
全員全力で挑むように。最大のチャンス、
落とすなよ…………!」


全員「…はい!!!!」






HRが始まってもあいつが来ることは無かった。 ほんとに休む気か?






麗日 「あ、あの先生、あなたちゃんは…」


すると丸顔がいきなり立ち上がり、あいつの
名前を出した。


一気に、教室内に重たい空気が流れる。





相澤 「あぁ。言ってなかったな。島崎は………」













ガラガラッ



爆豪 「……?!」



麗日 「!!…あなたちゃん!!!」













あなた 「遅れてすみません………!!」












ドアの前には、走ってきたのか息を切らしているあなたがいた。






相澤 「事情は聞いてるから大丈夫だ。
……………………………よく来たな。島崎。」


あなた 「ありがとうございます…。」


あいつは、俺の前を通り過ぎて自分の席へと座った。





相澤 「では、今日は頑張って来い。以上!」









キーンコーンカーンコーン♬









俺らは、体操服に着替え1年A組控え室へと向かった。







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