第74話

おじいちゃん
7,613
2020/01/25 01:38
渚 「お姉ちゃん!ここだよ!」

あなた 「………………」


来たのは市内の病院。











────おばあちゃんが亡くなった病院だった。





爆豪 「.………………どした。」

あなた 「う、ううん……何にもないよ。」

渚 「ほら!行くよ!」


私は渚に手を引かれ病院に入った。






渚 「ここがおじいちゃん居る部屋。」


そこは内科の病棟だった。



今から私は11年ぶりぐらいにおじいちゃんに会う。

でもその時はまだちっちゃかったからあまりしっかりは覚えてないんだけど………


渚 「おじいちゃーん、ただいま〜」

祖父 「おぉ、渚…おかえり。」



懐かしい声………
この優しい声、今も変わってないなぁ……






私はどちらかと言うとおじいちゃんおばあちゃんっ子だった。

お母さんとお父さんも大好きだったけどヒーロー活動で忙しかったからよくおばあちゃんの家に遊びに行っていた。

おばあちゃん、おじいちゃんと遊園地に遊びに行ったり沢山お話した。

おじいちゃんは私の欲しいものを沢山買ってくれた。
おばあちゃんの話によると私が『おじいちゃん大好き!!』って言って抱きついた時は少し涙目になってたとか。










そんな日々は敵によって奪われた。



お父さんお母さんが殺されてしまった後、敵から逃げる為、私はおばあちゃんと渚はおじいちゃんと別々に住むことになった。


だから私はそれからのおじいちゃんの事を一切知らない。







渚 「今日はね、おじいちゃんにお客さんを連れてきたの!」

祖父 「おじいちゃんのお客さんか………」


渚 「うん!入ってきていいよ!」





おじいちゃんにどんな反応をされるだろう。

そもそも私の事を覚えてないかもしれない。

だってあんなにちっちゃい時の事だもん。

そんなの当たり前だよね。



でも………………………………





爆豪 「おい、入るぞ。」

あなた 「………………………。」


爆豪 「おめぇのじいちゃんだろ。安心しろや。」

あなた 「……………そうだね。」







私は恐る恐るおじいちゃんが待っている部屋に入った。



✼••┈┈┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈┈┈┈••✼
作者
作者
皆さんあけましておめでとうございます!
いや、遅すぎでしょ。

更新したかったのですが、書く気がおきず…笑

番外編でクリスマスも書こうとしてたのに(இ﹏இ`。)


お許しください(´>∀<`)ゝ


この祖父母編は全然ヒロアカ!って感じじゃないですがもうすぐ職体編に入ろうと思ってます!

もし他にこんなの書いてほしい!とかあったら遠慮なく言ってください!
そっちの方が書きやすいです!!

更新スピード🐢ですが何卒よろしくお願いします✨

プリ小説オーディオドラマ