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プレゼントマイク 「今日はここまでだゼ!See you next time!」
芦戸 「終わったぁぁぁぁぁ!!」
上鳴 「I am very tired.」
耳郎 「上鳴壊れた?あ、元々壊れてるか。」
上鳴 「え、ひど。」
英語が終わって、次は昼休み。
皆が続々と英語教室から出ていく中、私達と切島くん達は教室に残っていた。
切島 「あなたと葉隠、遅刻なんて珍しいな!」
葉隠 「のんびりしすぎた!!」
あなた 「何でああいう時に限って教科書見つけれないんだろ……。」
蛙吹 「焦ってたら見落としたりするものね。」
そんな事を話しながら、私はちらっとかっちゃんを見る。
かっちゃんは、黒板に書いてる文字をノートに書き写している所だった。
此方には目もくれずに。
今日は、難しそうかな…………。
?? 「あの…島崎さん…居ますか……?」
すると、誰かに呼ばれた。
見てみると、扉の所から教室を見渡している女の子が居た。
かっちゃん含む皆の視線がその子に集まる。
あなた 「あ、はい…私ですけど……。」
?? 「ちょっと来てくれませんか……?」
あなた 「良いですけど…どなたですか?」
呼ばれるのは全然良いんだけど、誰か全く分からない。
誰か分からない限りは行けない。
MOB 「1年普通科の者です…名前は…、只のモブなんで名乗りません……。」
あなた 「…分かりました。」
私は英語の準備を持って椅子から立ち上がる。
あなた 「ごめん…!先、食堂行っといて…!!」
そしてお茶子ちゃん達に伝える。
麗日 「…分かった!」
芦戸 「待ってるね〜!!」
私は、皆に手を振り扉の所に向かい先に歩く女の子についていった。
あなた 「あの…何の話でしょうか…。」
歩いている途中で、女の子に話しかける。
MOB 「………………………。」
無言。
あなた 「あ、あの……………?」
すると、女の子は立ち止まる。
止まった場所は、多分今は使われていないだろう空き教室。
屋上に近い場所の為、人も全く居ない。
嫌な予感がする。
MOB 「…… ごめんなさい…。私は悪くないの。」
あなた 「え…………?」
女の子は謝ったかと思うと、教室の扉を開けた。
MOB 「つ、連れてきました……。」
?? 「やるじゃない。ご苦労様、帰っていいわ。」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。