あなた 「な、なんでですか‥‥?」
あの雄英高校に入学………!?
私が………………?
オールマイト 「君にはとても強い物があると感じ、入学してほしい‥‥という訳だ。親に相談してくれないか?」
あなた 「‥‥‥‥親は‥‥」
…………………………親は…。
オールマイト (しまった!あの話が本当だとすると、この少女に親は‥‥)
あなた 「いません‥‥‥」
オールマイト (ですよねーーーー!!!)
オールマイト 「‥‥そうか」
そう。私にもう親は居ない。
だから、入学したいかは自分で決める。
私は………………雄英高校に…、、
あなた 「‥‥入学します。雄英高校に」
オールマイト 「本当か⁉」
あなた 「はい‥‥今の高校全く友達いなかったし、楽しくなかったので。」
雄英高校に入学したい。
今の学校が楽しくないって言うのもあるけど、どんな学校か気になるから。
こんなチャンス、もうないはず。
オールマイト 「そ、そうか‥‥退学の事は、私から言っておく。君は、入学準備をしておいてくれ。」
あなた 「ありがとうございます。また準備が終わり次第来ます。」
私は、扉を開ける。
オールマイト 「名前を聞いてなかったな。」
出ようとすると、また止められた。
私は振り返る。
あなた 「‥島崎あなたです。 では、失礼しました。」
そして、家へと向かった。
オールマイト 「島崎あなたか‥‥。親がいない‥‥本当にあの話はこの島崎少女の事かもしれないな‥‥‥」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。