第123話

私が守るんだ
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2021/03/27 09:25
爆豪 「帰ンぞ。」



あなた「…うん!」





空を見ると、夕日が沈もうとしていた。




私達は、教室を出て寮へと歩いた。











久しぶりのかっちゃんとの下校。




もうそれは楽しくてしょうがない。



これまで話せなかった分、沢山話した。





その中には、おじいちゃんとおばあちゃんの事もあった。






かっちゃんとおじいちゃんとの秘密事は、私が予想していた通り、おばあちゃんが元々は敵って事だった。



















あと、おじいちゃんにはもう時間が無かったって事。







あなた 「そっか………。知ってたんだ……。」



爆豪 「…おう。」






でも、もう昔の私とは違う。





爆豪 「……………。」






変わるんだ。







あなた 「でも、大丈夫!渚と二人で頑張るもん!」






渚 「頑張ろう!お姉ちゃん!!」




あなた 「うん!………………………ん?」





何か違和感を感じて、隣を見る。





ランドセルを背負った渚がにこにこ笑って、私を見ていた。





あなた 「え!!渚!?!なんで??遅くない?」



いつもなら、もっと早くに帰ってるはず。




渚 「放課後残って、友達とサッカーしてたの!」



あなた 「あぁ、良かったぁ。何かあったのかと思った…。」


渚 「ごめんごめん~!」







絶対に渚とは離れたりしない。





何があっても、私が渚を守るんだ。






私が意を決していると、





渚 「爆豪お兄ちゃん~、生きてる~??」



渚がかっちゃんの背中を叩いていた。



爆豪 「はっ、生きとるわ。」


渚 「だって、余りにも静かだったからさ?」


爆豪 「あの雰囲気で喋る奴がいるかよ。」



渚 「え!爆豪お兄ちゃん優しい!」


爆豪 「優しかねェわ!!!」


渚 「え、優しくないの?」



爆豪 「……………違ぇわ!!!」




この光景、とても微笑ましいなぁ。



ずっとこんな時間が続けば良いのに……。















クラッ













あなた「…ッ!?」




急に視界が歪む。




でも、何とか座り込まずにバランスを保つ事が出来た。



そういえば、先程よりも身体が熱くなってる気がする。






悪化した…………………………。




爆豪 「……大丈夫か。」



そんな事を考えていると、かっちゃんが私の顔を覗き込んで聞いてきた。



あなた 「…うん!大丈夫!ちょっと、バランス崩しただけ…!」


爆豪 「………………………そうか。」












大丈夫。




今日は、ゆっくり休もう。


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作者
作者
こんにちは作者です🌷🐱


ヒロアカアニメ第5期始まりましたね!
かっこいい可愛いが渋滞してました🙄
OP・EDも最高だし、推しが最高だし
映画続報が!!!やばいです!!!

時間があったら、雑談roomにて
語らせて下さい🙏✨

録画で見るかもしれないので、書けない
かもしれませんけど😂


取り敢えず、アニメがある間はヒロアカ
投稿多めになると思われます😘

これからもよろしくお願いします✨

プリ小説オーディオドラマ