第101話

番外編【夏休みの一日 前編】
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2022/10/08 10:35
「「「あっるっこ〜あっるっこ〜♪ わたしは〜            元気〜♪ 」」」


耳郎 「ほんとに元気だよね、あの三人。」

あなた 「ふふっそうだね…!」


そう言いながらも私も、お茶子ちゃん達が歌っている曲を鼻歌で歌う。


今は、夏休みの真っ只中。

そして今日は、クラスの皆で海で遊ぶ事になっている。

私達女子軍は、海に向かっているところ。


男子軍は、私達より早く寮を出て、先にバーベキューの準備をしてくれるらしい。



バーベキュー………楽しみだな……。



芦戸 「あ!皆、水着って着てきたの?」


私達の前を歩いていた三奈ちゃんが後ろを振り向く。


麗日 「私は、この服の下に着てきたよ!」

葉隠 「私もだよっ!」

あなた 「私も!あっちで着替えるの面倒くさいかなぁって思って。」

蛙吹 「皆、考えてる事は同じのようね。」

八百万 「あんな汚らしい所で着替えるなんて…耐えられませんの…!!」


(((((やおももはお嬢様だもんね)))))


やおもも以外の5人は、にっこり微笑む。


葉隠 「あっちに着いたら、お披露目しよ〜!」

芦戸 「りょーかいっ!」

麗日 「皆の水着、楽しみだなぁ。」


前の3人は、足を弾ませて先程より早く歩く。

そんなに楽しみなんだなぁ……。


耳郎 「そういえばあなた、爆豪来てるの?」


私が前の3人を見ていると、隣から響香ちゃんが私に聞いてきた。


あなた 「かっちゃん?多分、来てると思うけど……どうかしたの?」


響香ちゃんがかっちゃんの事を言うなんて珍しい。

何かあったのかな……?


耳郎 「いや、爆豪来てなかったらあなた寂しいんじゃないかなぁって思って。あ、別にウチが取るとかそんなのないからね?!」


あなた 「あー!大丈夫大丈夫!かっちゃん来てなくても皆と居たら楽しいから!で、響香ちゃんには上鳴くんがいるでしょ〜?」


そう言って、私はニヤニヤしてみせる。


かっちゃん、来てほしいなぁとは思ってる。


一緒に海入りたいなぁって考えてたし。


その為に、水着は少し気合入れたし笑


でも、もし来てなくても皆と思いっきり楽しもうと思ってる。


だって、友達も大事だもん!



耳郎 「ちょ、あなたっ!」

八百万 「上鳴さんは絶対来てますね!」

蛙吹 「だってこのイベント企画したの上鳴ちゃんと切島ちゃんだからね、ケロ。」

耳郎 「二人共、もう大丈夫だから……。」



響香ちゃんは顔を真っ赤にして手で抑えてる。








麗日 「着いたよ!男子もいる!!」


その後も皆と話しながら歩いてると、

お茶子ちゃんが海を指差してぴょんぴょん跳ねて私達に報告をしてくれた。



芦戸 「だんしぃぃぃぃ!おまたせぇぇぇ!」
切島 「おう!来たぞ女子!」


切島くんが手を振ってくれる。


葉隠 「用意ありがと〜!」


そう透ちゃんが言いながら、私達は階段を降りて海辺へと向かう。










あなた 「うわっ…!!」

麗日 「あなたちゃんっ!!」





なんで私はこんなにもドジなのだろうか。

階段で足を踏み外すなんて。

どんどんお茶子ちゃん達が遠くなっていく。


海で遊びたかったなぁ。


背中に受けるはずの痛みを私は待つ。
















でも、全く来ない。






爆豪 「何しとんだ、馬鹿っ……!」

あなた 「…かっちゃん?!」


かっちゃんが受け止めてくれた様だ。



爆豪 「…気ぃつけろや。」

あなた 「あ、ありがと……。」



かっちゃんは、ゆっくりと私を地面に降ろすと男子の方に向かっていった。



上鳴 「あなたちゃんの救世主!爆豪勝己が只今私達の元に歩いてきております!」

爆豪 「うっせぇ、黙ってろ。」



かっちゃん、来てたのは凄い嬉しいけど…


会って早々これはちょっとやばくないかな?笑



この後が気まずすぎるうううううう。





麗日 「あなたちゃん大丈夫?!」


皆が、階段を降りて心配そうに私の元に向かってくる。


あなた 「かっちゃんが受け止めてくれたから大丈夫…!心配かけてごめんね……?」


葉隠 「心臓止まるかと思ったよおおお。」


あなた 「それは良くないよ!w」



私達は、男子のもとに行く。



切島 「あなた、大丈夫か?!」

緑谷 「ほんと、心臓に悪いよ………。」


あなた 「うん、大丈夫…!ありがとう!」


緑谷 「それならよかった……。」








上鳴 「え、これ先に海入る感じよな?」


話を変えたのは、上鳴くん。


麗日 「バーベキューにしたらまだ時間早いよね?」


芦戸 「海〜!!入ろ入ろおおおおおお!」



三奈ちゃんが、ビーチサンダルをぽいっと投げ捨てて海の方に全速力で走る。



葉隠 「待って待って!女子は水着お披露目でしょ?!!」

芦戸 「あ〜!そうだった〜!!」


三奈ちゃんは、また全速力で戻って来る。


蛙吹 「気が早すぎだわ、三奈ちゃん。」

芦戸 「えへへ、ごめんごめん!」


頭を掻いて、てへっと舌を出す三奈ちゃん。



芦戸 「じゃあ、ちょっと男子から離れた所で見せ合おー!」

麗日 「ゴ────!!」















葉隠 「じゃあ、皆準備おっけー?」


耳郎 「ウチ、ラッシュガードで泳ぐつもりなんだけど…。」


麗日 「え〜!良いやん!脱ごうよ!」


耳郎 「恥ずかしい…………。」


あなた 「響香ちゃんの水着、見たいなぁ…。」


耳郎 「あなたに言われたらな…。」


葉隠 「じゃあ決まり!」


八百万 「緊張してきましたわ。」


蛙吹 「大丈夫よ。けろ。」


麗日 「いくよ〜?せーのっ!!」



お茶子ちゃんの合図に合わせて、上に着ていた服を脱ぐ。


私の水着は、所々にお花が散りばめられている白色のレースオフショルダーと、凄い夏っぽい青色のお花のパンツスカート。


麗日 「皆、可愛い〜!!」


あなた 「凄い似合ってる!!」


芦戸 「え?え?!あなたちゃん可愛すぎないかい?!」


葉隠 「ほんとに!モデルみたい!」


あなた 「そ、そうかな…?ありがとう!」


少し恥ずかしいけど、褒められるのは凄い嬉しい。


これを男子の前でって言うのはちょっときついなぁ………。



麗日 「お披露目も終わった事だし、男子達の所行こっか!」


耳郎 「う、ウチ、ラッシュガード着る…!」


響香ちゃんがラッシュガードを着ようとする。

それを見た私は、ニヤッとしてしまう。





いい事考えた。





私は、ばッと響香ちゃんのラッシュガードを奪う。


耳郎 「ちょ、あなた?!」


なんかごめんね響香ちゃん。


あなた 「着させないわよ、響香ちゃん…、その姿で上鳴くんに所に行きな……。」


耳郎 「え?!何言ってんの…?!」


芦戸 「あなたちゃん、ナイスすぎる!」


あなた 「こんな響香ちゃん、今しか見れないんだから……。」


上鳴くんの為にも………!笑笑


あなた 「ふふふふふふふっっっ……!」


麗日 「な、なんかあなたちゃんキャラが…。」


蛙吹 「ケロッ。」


壊れている私を梅雨ちゃんが舌で叩く。


あなた 「はっ!ご、ごめん響香ちゃん!」

耳郎 「良いよいいよ、面白かったし。ウチ、頑張るわ。」


芦戸 「おおおおおお!ないすううううう!」



切島 「お──い!女子〜!遅ぇよ〜!!!」


私の変わり様に皆が爆笑してたら、切島くんが大声で私達を呼んだ。

麗日 「は──い!ごめ──ん!皆、行こっ!」

葉隠 「うんっ!!」

芦戸 「レッツゴー!!」








私達は、水着姿で男子のもとに向かった。








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作者
作者
皆さんこんにちは!
本編を書こうかと思ったのですが、
折角のSummerって事で!
番外編を書きました✨✨✨

でもあまりにも序盤が長くなりすぎて
このままだと作者が頭パンクして
倒れちゃうのでww

一旦ここまでにします😉


今回、ほとんど皆のセリフっていう笑笑

それでも楽しんで頂けたら作者は
本当に嬉しいです💗


ここで皆さんに質問なのですが……

次回は本編かこの番外編の続きどちらが良いですか??


私はどちらでも構わないんですけど!

今からテストとかあって結構書けそうにないんですよww

番外編、夏で終わるか微妙なんですww


頑張って書きますけど?!!()



コメント欄にてどちらが良いか
教えて下さい😉

ご協力お願いします🌷🍀

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