1限が始まった。
すると女子たちが、
麗日 「先生! あなたちゃん、今、コスチューム着てて遅れてきます!」
相澤 「わかった。」
体力テストなのにコスチューム着るんだな……
そういえばあいつの個性、見るの初めてだ。
水ってのは知ってるが…
コスチュームどんなんだろな…。
切島 「なぁ、爆豪?…………おーい。」
上鳴 「ばくごう?生きてますかぁ?」
体に強い衝撃を受ける。
爆豪 「はぁ?!生きとるわ!叩くなアホ面ッ!」
今はこんな事考えてる場合じゃねぇ。
授業に集中しねぇと。
俺は今からのテストに集中しようとした時、
あなた 「遅れてすみません!」
あいつが戻ってきた。
相澤 「麗日達から話は聞いた。今回は初めてだから許すが次は間に合うように。」
あなた 「はい!」
あいつは後ろにいる丸顔らのもとへ行った。
後ろでコスチュームが可愛いとかモデル普通にいけるとかはしゃいでる。
だから、俺はどんなんか知りたくてチラッと後ろを見た。
俺はあいつのコスチュームを見て驚いた。
あいつが着ていたコスチュームは昔、あいつの母親が着ていたのとそっくりだったから。
────それはまだ俺が小さかった頃になる。
だちと遊んでた時にあいつの母さんと父さんがプロヒーローとして活動してる所を見たことがあった。
その時のコスチュームはとてもカッコよくて大きくなっても忘れなかった。
それを今………あいつが着ている。
あいつの表情からしてその事は知らないと思う。
そしたら、あいつと目があった。
慌てて前を向いた。
絶対に変に思われただろうな…
俺は、後悔した。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!