〜黒尾side〜
ガラガラと音を立てて入ってきたのは
いつも遅刻常習犯のリエーフだと思っていた
だから『おいリエーフおせぇぞ!』といった
そしたらリエーフは俺の知ってるやつと似た
女の子とその彼氏なのかわからんやつが
リエーフの後ろにいたんだそいつの名前は
知ってるやつと一緒だ目の色も髪の色も声も
やっと会えたのにあいつは【誰ですか?】
なんて白々しいあいつが言葉を発する時とても
息が詰まってる様に思えたそれで
俺はあなたが帰って来たと思った。
けどそれは大きな間違えだったのかもしれない
『もうはなさねーからな』ボソッ
〜研磨side〜
クロが遅いと思って呼びに行こうとしたんだ
そしたらあなたととても似た子がいたんだ
隣の人はだれ?って思ったけど同じ高校から
来たクラスメイトらしいちょっと焦ったけど
本当にあなたなのか?ちょっと疑っていた
だけどその目の特徴髪の特徴声のトーンだって
昔と変わらない・・・でも彼女がとても身長能力が
上がっていたそれにオーラも違うあの時
の事件と関係してるのかな・・・
でもやっと見つけた行方不明になってたあなたを
絶対離さないクロにも負けないちゃんと守るんだ
でもちゃんとあなたに聞かないとだよね
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。