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2020/06/01

第13話

12



side あなた



後輩「あなた先生、見てくださいよ!このしょっぴーやばくないですか?!」



朝から後輩が雑誌を広げて見せに来る。
ジャニーズを好きになってほしい!と、いわゆる布教活動。笑



『こんな雑誌あるんだねー、』



後輩からその雑誌を受け取り、次のページを捲ると、佐久間さんのページだった。



後輩「そのさっくんも色っぽいですよねー!」



いつも見る、ニコニコした表情でなく、男性の色気を感じるような写真に、またドキッとした。

その反面で、やっぱり彼は違う世界の人だと、再認識させられる。



_



今日は、私よりも先に佐久間さんが店にいて、ユミちゃんのご飯を食べていた。

ちょっと離れたところに座ろうと思ったのに、



佐「あなたちゃん、ここ来てよー!」



なんていつもの笑顔で言うから、断りきれずに佐久間さんの斜向かいに座った。



佐「お仕事だった?」

『はい、』

佐「そっかぁ!平日だもんね!普通に幼稚園あるか!」

『佐久間さんは…?』

佐「ほらー、佐久間さんじゃなくて!」

『さっくん…』



この人は自分をあだ名で呼ばせたがる。
私が呼ぶと、しっぽを振った子犬のようにまたニコニコ笑う。



佐「俺はねー、今日は撮影があったの!メンバーと買い物対決したんだよー!」



撮影だって。今朝見た雑誌も、前に検索した時の写真も、それがこの人の仕事で、キラキラした世界にいるんだよね。

本当にここで普通に過ごしてていいの?



佐「あれ、なんか悩んでる?」

『え…?なんでもないですよ?』

佐「それならいいけど!」



貴方とは住む世界が違う、そう思ったけど、何故言葉にしては行けないと思った。



_



ご飯を食べ終わると、また家まで送ってもらうことに。本当に迷惑じゃないの?



佐「見て見て!今日めっちゃ星が綺麗だよ!」



歩きながら空を見上げて佐久間さんは嬉しそう。
その言葉に私も澄んだ夜空を見上た。



佐「なんか、幸せだよねー」

『…ん?』

佐「あなたちゃんと、こうやって夜空見上げて、俺幸せ!」



そうやって、佐久間さんはニコニコ笑うけど、どうしても素直に受け取れず、キュッと胸が痛んだ。