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2021/02/06

第2話

・ あ ・





【 長 く て あ と " 半 年 " で し ょ う .】





冷たい部屋.

診察後の為必然と見下ろす形でそう告げられた.

何度も先延ばしになってきた命の期限についての話.

今迄も幾度となく伝えられたその言葉は

今回で何回目だろう.

きっと又,

「病状が落ち着きました」

なんて言って安心させてくれるんでしょ、?

小さい頃から変わらないあやし方で

優しく諭すように 「もうすぐで元気になれるから、」

と言って笑みを零してくれるんでしょ、?

なんでそんな舌を噛んで手を結んで力を込めてるの先生.

顔に影を落とさないでよ看護師さん.

そんな姿が言葉より簡単に私に最期終わりを教えてくれた.

いよいよ 先延ばしにすることすら

出来ない状況に陥ってしまったらしい.

手をグーパーグーパー動かしてみても

実感なんか湧いてきやしない.

本当に死んじゃうのかな、?

なんてこの期に及んで受け入れられない現実から

目を逸らそうとしてみる.

でも 病室に流れる沈黙が.

申し訳ないとでも言いたげな先生が.

言葉を失ったようないつもの看護師さんが.

可哀想な目で見てくる新人の看護師さんが.

分かりやすく私の元へ集中してて.

私にはどうしようも出来なくて.

体中の血液が物凄いで駆け巡る感覚が.

薄れゆく視界が.

私を異常な方へ引っ張っていく.

「大丈夫.貴方の代わりをしてあげるからっ」

そんな悪魔みたいな言葉セリフを最後に

身を委ねるようにそっと瞳を閉じた.

             (  冷 た い 部 屋 病 室 と 悪 魔 の 囁 き .)