ある日
康二とふっかは喧嘩して
康二は家を飛び出した
康二side
俺言いすぎたかな……
いや、ええんよ
あれくらい言ったって神様は見捨てへん
無我夢中でずっと走った康二は
行く先もなく公園にいた
プルルルルルルル(電話)
その時電話がかかってきた
…画面を見ると「宮舘涼太」の文字
舘さんの声を聞いて
俺は安堵で涙が溢れた
詳しいことを聞かずに
居場所だけを聞いてくるのは舘さんの
本当にいいところだと思う…
7分くらい経っただろうか
舘さんが息を切らして走ってきた
すると舘さんは
自分が来ていたダウンジャケットを
着させてくれた
ヒートテックは暖かい
だが東京とはいえ体に当たる
冷たい風は耐えきれないくらい寒い
歩いて15分だった…
それを走って7分
相当全速力できたと思うと涙がまた零れる
言われてみれば
タオルで軽く頭を拭いただけだった
そして舘さんの家のお風呂を借りた
舘さんの優しさに思わず
惚れてしまいそうだった
恋人がいるにもかかわらず……
でも今はそんなこと忘れたかった
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変なとこで切りマース
読み逃げマジで酷いんですけど……
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。