夜に両親のお墓参りに来た。辺りは真っ暗で、スマホのライトが頼り
と言い、帰り道の方を向くと、さっき来た道とは違う道があった。スマホを見てみると、圏外になっている
辺りを見回しても、それ以外の道はない。しばらく悩んだが、取り敢えずその道を通ることにした
あれからずっと歩いているが、ただただ一本道が続くだけ
だんだん心細くなってきた。一旦引き返そうとこ持って立ち止まった時、遠くの方から鈴の音が聞こえた。音が聞こえた方を見てみると、さっきまで一本道だったのにもう一本、道があった
道が増えていることはまぁ良いとして、人がいないのに鈴の音が鳴るのは不自然だと思い、誰かがいることを願いながら鈴のなった方の道を歩いた
しばらく歩いていると、うっすらと明かりが見えてきた。誰かいるかも と思い、走ってその明かりの方へ向かった。ある程度近づいたところで、深呼吸をして息を整えた。今度は、歩いて近づいてみると、その明かりの正体はとても大きな建物の明かりだった。古い屋敷のように見える。人のいる気配は無いが、明かりはついている
古い屋敷の前でウロウロしていると
と、後から低い声が聞こえた
その声に驚き、大声をだしながら尻餅をついた
黒髪の男が獣の様な目でこちらを睨み、殺気立った声でそう言う
体が震え、身動きが取れない
すると、白髪の男が走ってきた
始末!? と、黒髪の男の発言で冷や汗が垂れる
2人が話してる隙に逃げ出そうとしていた俺に、黒髪の男が話しかけてきた。殺されるっ と思っていたが、白髪の男が俺に近づいてきた
と言って、いきなり俺の口になにか押し込んできた
一瞬で、俺は気を失った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。