第2話

自由を夢見る少年
991
2021/08/21 15:33
キース・シャーディス
貴様は何者だ!何しにここに来た!!
コニー
コニー
コニー・スプリンガー!ウォールローゼ南区ラガコ村出身です!!
あなた

(あれって逆じゃ…)

ギィ…(頭を掴む
キース・シャーディス
逆だコニー・スプリンガー…
最初に言ったはずだこの敬礼は公に心臓を捧げる決意を示すものだと…
貴様の心臓は右にあるのか…?
コニー
コニー
あ゛…ぁ…ぁ…
サシャ
サシャ
パクッ
キース・シャーディス
その他全員

ドサッ


キース・シャーディス
おい貴様…何をやっている…
あなた

(…は…?え……??何してるのあの子…?!)

サシャ
サシャ
パクッ
キース・シャーディス
貴様だ!貴様に言っているんだ!!何者なんだ貴様は!!!
サシャ
サシャ
ゴクッ
サシャ
サシャ
ウォールローゼ南区!ダウパー村出身、サシャ・ブラウスです!
キース・シャーディス
サシャ・ブラウス…
貴様が右手に持っているものはなんだ…
サシャ
サシャ
蒸した芋です!調理場に丁度頃合のものがあったので、つい!
キース・シャーディス
貴様…盗んだのか…
何故だ…なぜ今芋を食べだした…
サシャ
サシャ
冷めてしまっては元も子もないので
今食べるべきだと判断しました。
キース・シャーディス
いや…分からないな…なぜ貴様は芋を食べた
サシャ
サシャ
…っ…
…それは…何上人は芋を食べるのか
という話でしょうか…??
その他全員
…(…は?…)
あなた

……

キース・シャーディス
………
サシャ
サシャ
…はっ…
チッ…半分…どうぞ…
あなた

(…あれは半分と言えるのか…??)

キース・シャーディス
…半……分…??
サシャ
サシャ
( ˊᵕˋ ;)💦



数時間後_


コニー
コニー
おい…あの芋女
まだ走らされてるぞ…
あなた

大丈夫かなあの子…

エレン
エレン
すごいな…
5時間ぶっ通しか…
でも、死ぬ寸前まで走れと言われた時より
飯抜きだと言われた瞬間の方が悲壮な顔したよな
マルコ
マルコ
そういえば、君は出身とか聞かれなかったようだけど…
エレン
エレン
アルミンと同じ
シガンシナ区出身だ
あなた

君もシガンシナ区なんだ…

エレン
エレン
おお、確かお前もだったな
名前確かあなただっけ
よろしくな!
マルコ
マルコ
そうだったのか…そりゃあ…
コニー
コニー
てことはよ!その日もいたよな!
マルコ
マルコ
お…おい!
コニー
コニー
見たことあるのか!超大型巨人!
エレン
エレン
あ、ああ…
あなた

(あぁ…思い出しちゃう…)





その後…食堂にて___



エレン
エレン
巨人なんてな、実際大したことねぇ
俺たちが立体機動装置を使いこなせるようになれば、あんなの敵じゃない。
やっと兵士として訓練できるんだ、俺は調査兵団に入って、この世から巨人を駆逐する。
奴らをぶっ殺して…
ジャン
ジャン
おいおい正気か?
今お前、調査兵団に入るって言ったのか??
あなた

(あの人は確か…)

エレン
エレン
あぁそうだが…
お前は確か
憲兵団に入って楽したいんだっけ
ジャン
ジャン
俺は正直者なんでね
心底怯えながらも、勇敢気取ってやがるやつよりよっぽど爽やかだと思うがな
エレン
エレン
そりゃ俺のことか?
マルコ
マルコ
やめなよ…
ジャン
ジャン
ははっ…おいおい
俺は別に…
カーンカーンカーンカーン
ジャン
ジャン
…はぁ…なぁ…悪かったよ
あんたの考えを否定したい訳じゃないんだ
ジャン
ジャン
スッ)これで手打ちにしよう
エレン
エレン
ああ…俺も悪かったよ
パシッ)
あなた

(ホッ…良かった…)

あなた

(にしてもエレンって人あんなに強い意志持っててすごいなぁ…見習わなきゃ…!)







次の日___






キース・シャーディス
まずは貴様らの適性を見る!
これが出来ない奴は、囮にも使えん!
開拓地に移ってもらう!
あなた

できるかな…心配だな…

サシャ
サシャ
あなたならきっとできますよ!


実はあの後サシャが心配で私は夕ご飯を持って行ってあげて、仲良くなった

あなた

ありがとう!




私の順番が回ってくる_

あなた

(よしっ…!頑張るぞ!)



素質があったのか分からないが私はすぐに乗りこなすことができた


サシャ
サシャ
あなた!やるじゃないですか!
私も負けてませんよ〜!



まるでブランコのように乗るサシャ__


あなた

おぉー!すごい!!私も!!


グーラグーラ


キース・シャーディス
おい!貴様ら何をやっている!!
あなた

(…やばいっ…!)

サシャ
サシャ
すみません!!
あなた

すみませんでした!!

キース・シャーディス
…またお前か…
エレン
エレン
うわあああ!!!
あなた

(…?!)

エレン
エレン
(嘘…だろ…)
あなた

(…大丈夫…かな…)

キース・シャーディス
何をやっている!エレン・イェーガー!!
上体を起こせ!!






次の日__

キース・シャーディス
エレン・イェーガー
覚悟はいいか
エレン
エレン
はい!
(やる…俺はやる…!俺には素質がねぇかもしれねえけど、根性だけは誰にも負けねぇ!)
キース・シャーディス
始めろ


キィィ…

エレン
エレン
(理屈なんて知らん!根拠もない!でも…俺にはそれしかねぇ!これが…俺の武器だ!!)
あなた

(頑張れ!!)


昨日では有り得なかったエレンの姿を見て

周りのみんなは歓声をあげる


エレン
エレン
(やった!できた!)
エレン
エレン
うわっ…ぐわぁ!!

ドンッ)強く地面に叩きつけらる
その他全員
…あっ…
あなた

(…あぁ……)

エレン
エレン
おっ…俺は…
キース・シャーディス
ワグナー、イエーガーのベルトの交換をしろ

数分後_


スッ)
さっきまでのことがなかったかのようにぶら下がっている
エレン
エレン
…っ??…
キース・シャーディス
装備の欠陥だ。貴様の使用していたベルトの金具が破損していた。
ここが破損するなど聞いたことがないが、新たに整備項目に加える必要があるな。
訓練兵
じゃああいつ…壊れた装備で一時は…
訓練兵
すごいな…
エレン
エレン
で、では…適性判断は…??
キース・シャーディス
問題ない…修練に励め!
エレン
エレン
(やった…!!やったぞ!!)
あなた

(す…すごい…!!)





こうして私は

どんどんエレンに惹かれていった












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