僕はどうしたらいいんだろうか。
👩「てひょんさん……」
今、僕の隣にいる リサ はそう言って僕に寄りかかってくる。
🦁「……………」
🦁「ごめんね、ちょっと僕 1人になりたい……」
👩「ッ………」
リサ の隣から席を外した 僕は、歩いている途中
じみんさん に会った。
じみんさん は 僕を見つけると ニヒル に笑いかけてくる。
🐥「あ、こんにちは〜!!」
相変わらず、いつも 笑顔で、とりあえず笑顔すぎて表情が読めない じみんさん に僕はあまり近づかないようにしていたから
あちらから話しかけられるとびっくりしてしまった。
🦁「こ、こんにちは……!!」
🐥「ふふッ、こんなところで何してるんですか?笑」
🦁「ち、ちょっと気分転換に……笑」
🐥「……あぁ笑」
🐥「僕、今てひょんさんはリサちゃんと一緒にいるのかと思ってたんです〜!!」
そう言って僕に笑う じみんさん
この人はなんでこんなに いつも笑顔なんだろう
🦁「り、リサは……」
🐥「呼び捨てで呼ぶ仲なんですね〜!!羨ましいなぁ……笑」
🐥「やっぱり、ビジネスパートナーになると いつかはそうなれますかね?笑」
🦁「………え?」
🐥「僕、、」
🐥「好きな人を信じられない人となんて付き合ってても意味ないと思うんですよね〜笑」
🦁「…………」
正直言って
こんなに怖い笑顔は見たことがなかった。
それと同時に、あなたに早く会って話したい、そういう気持ちが掻き立てられた。
🐥「あ、そうだ、てひょんさん」
🦁「な、なんですか……」
🐥「あなたちゃん、体調不良で帰っちゃったんですよ〜」
🦁「へ、へぇ……」
🐥「僕、とっても心配なんですよね〜」
🦁「じ、じみんさんが心配することじゃ」
🐥「ないって?笑」
僕の言葉にわざと重ねるようにそう言われた。
🐥「関係ありますよ〜笑」
🐥「だって……」
🐥「彼女は僕の大事なビジネスパートナーですもん……笑」
……………
あぁ、
怖い。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。