朝起きて、じょんぐくに ありがとう とお礼をし
会社へと出勤する。
今日はやけに視線を感じる。
てひょんと目が合ったけれどすぐに逸らされた。
そんな中、私に1番初めに話しかけてきたのは
👩「あ、あなたさん!!」
👩「昨日は本当にありがとうございました。」
リサさんだった。
『あ、全然大丈夫笑』
私はそう、平然を装うと
👩「ほんとに ほんとに……」
👩「すごく感謝してます。」
そう言って私の方に 笑いかけてくる。
『………?』
少し不自然にも思えた リサさん の笑顔は
他の人には紛れもなく 笑顔に見えるんだろう
🐥「あ。」
私の顔を見るなり、じみんさん は まずいとでも言うような顔をした。
『じみんさん……』
🐥「昨日は災難だったね?笑」
そう、怪しく笑う じみんさん
『え……』
🐥「昨日、僕見ちゃいました……」
🐥「あなたさんって結構奥手なところがあるんですね!!笑」
『!!』
🐥「でも僕、優しいから……」
🐥「黙っててあげます……笑」
私の耳元でそう言った じみんさん はまるで何事も無かったかのように
自分のデスクへと戻っていった。
今日、朝から引っかかる事は
てひょんが私を見ては、すぐに目を逸らすこと
リサさんの言葉達だった
next
濮 は 自 律 と い う 言 葉 を 理 解 し な い 人 間 が あ ま り に も 苦 手 す ぎ る よ う だ 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。