私はまだ知らなかったんだ。
いつも、私の所にきて にこにこ している
天使みたいな じみんさん 。
それは、表向きの顔にしか過ぎなかったみたいだ。
🐥「ねぇ、リサ」
🐥「わざわざ僕にここに来るように指示して、僕を怒らせたいわけ?笑」
🐥「僕だって怒るよ笑」
🐥「あなたちゃん、ほかの男に抱きつかれてるよ可哀想に笑」
🐥「リサは今どこ?」
🐥「てひょんさんの家?すげぇじゃん笑」
🐥「は?あなたちゃん、友人宅に泊まるって?んじゃあ、今いるこいつの事か?笑」
🐥「へぇ……笑」
🐥「まじ、そんなこと考えただけで ぐちゃぐちゃにしたくなるんだけど〜笑」
__________
私は、あなたさんが 友人宅 に泊まる ということを伝えられるとすぐに
じみんに電話をかけた。
👩「もしもし」
じみんに、その事を色々と伝えていると明らかに声調が変わった。
「 ぐちゃぐちゃにしたくなる 」
そう言って電話の向こう側で笑っている じみん。
👩「……ぐちゃぐちゃにしちゃえば?笑」
私がそういうと
🐥「まだ だーめッ笑」
なんて言う。
🐥「まずは きっかけ作りからッ笑」
そういうと私に何も伝えずに電話を切る。
👩「!!」
👩「きっかけづくりってなによ……」
🦁「リサ……?」
👩「あ、あぁ!!てひょんさん!!」
私は あなたさんが心から嫌いなはず。
なのに、なんとなく胸騒ぎがしたのはきっと気の所為よ。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。