そのあと、私が泣いた理由それらをゆっくりと聞いてくれた じょんぐく
🐰「へぇ〜、そんな変人が集う場所で仕事してるあなたとか笑」
そう言って笑っているけれど
🐰「でもさ、その彼氏さんはきっと何か理由があんじゃねぇの?」
なんて真面目な返答までしてくれるの。
『そうだといいけれど……』
🐰「例えば……」
🐰「お前の彼氏さんは浮気とか、そういうことしないだろ?」
『し、しない!!……と思う』
🐰「そこは自信良くいろよ笑」
🐰「まぁ、そうだとしたらあとは」
🐰「その、リサって奴が怪しいと俺はみた((」
『そ、そんなッ!!リサさん、大人しくて優しい子だよ?!』
🐰「だーかーらッ!!そういう奴って割と裏があるんだっての」
『そういうもんなの……?』
🐰「まぁ」
🐰「お前なら大丈夫だろ」
🐰「だってお前には」
🐰「俺が認めた頑固さといい、図々しさがあるからなッ☆」
『ねぇほんとにそれ以上言ったら拳でるよ( ˙-˙ )』
🐰「笑」
🐰「冗談だって笑」
🐰「まっ、頑張れよ笑」
『うん、その……』
🐰「?」
『ありがとう………』
🐰「!!」
🐰「ん笑」
_________
あいつは俺に ありがとう そう言って帰っていった。
俺が今 愛してる だの 好きだ の言ってもきっとあいつには響かないんだろうって
そう思ったらまだ言い出せなくて
🐰「ははッ」
🐰「俺、ちょーかっこ悪いわ笑」
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!