第15話

14話
24,928
2019/04/30 08:22



『え……』



🦁「無理にとは言わない。けれど、あなたちゃんが苦しんでる時、支えられる存在になりたいんだ」



私にそう真剣な目で言ってくる てひょん君。



『で、でもそれじゃあ 彼と私がやってることは一緒になっちゃうもの。』




私はそう無気力に返す。



すると てひょん君は続けて言う。



🦁「僕がそうしたいだけだから、これじゃダメ?」



『………』



🦁「誰も僕を必要としない。だから、君だけには……」























🦁「必要な存在としてい続けたい。」



そう言って私の手を掴んだてひょん君が



🦁「僕の事は心配しないで。」



🦁「僕はむしろ、こうしていたいから」



そういった。



私は返事をするように



てひょん君に握られた手を静かに握り返した。



next



プリ小説オーディオドラマ