第129話

125話
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2019/05/27 13:26



『こ、子供扱いしないでください!!』



🐥「別に誰も子供扱いなんか笑」



🐥「あ、でも あなたちゃんには一つだけ言っておくことがある」




そういった時、明らかに声のトーンが低くなった。




🐥「 此処のオフィスには君を狙っている者がたくさんいる 」





🐥「 それが 良く も 悪くも 」





🐥「 そしてそれが…… 」






















🐥「 少し人と変わった恋愛観を持っていたとしても 」







『あ、あの……それってどういう……』



🐥「あ、僕これから会議あるんだった!!ごめんね あなたちゃん!!また今度!!」



そう言って 早足に去っていってしまった。



じみんさんが言った言葉ね意味がよく分からない



後でまた聞いてみることにして、とりあえず今は AWAKEの社長 に目をつけられないように できるだけ目立つような事はしないように専念しよう。



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🐻「………」



私は ある1枚の写真 を見つめていた。



それは、高校生時代の 私 。



みんなで撮ったクラス写真に映る私は 花瓶の横に落ちている散ってしまった花のようだった。



外見で虐めを受けていた高校時代、ある一つだけの癒しがあったのだ。



それが あの子



こんな醜い私に気を使ってくれた唯一の人。



そんな彼女は人気で、どこにいっても私が話せるようなスペースなんか無かったのだ。



私も貴方みたいになりたい……



そう思い、思い切って今までしてきたことをすべて捨てて



1からファッションやメイクを学び今となっては人目置かれるルックスを持つ人間へとなっていた。



彼女がここにいるというのは 高校の同窓会で適当に男をつって聞いた。



さっき私に投げかけられた



「 執着 」と言う言葉に一瞬背筋がぞくっとした。



でも、確信はついている



だって 貴方も 彼女が好きなんでしょう?



私も



彼女をとても愛しているわ







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