そんな私はいつの間にか寝ていて
気づけば朝になっていた。
横では じみんさんの鼻歌がきこえる。
どうやら、横になって歌を聴いてるようだ。
『え、えと……』
🐥「あぁ、起きた?おはよう笑」
私の方を向いて にこっと笑う。
昨日のことを思い出すと思わず赤面してしまうから
必死に気持ちを押し殺す。
『き、昨日はその…ありがとうございました……』
そう言うと
🐥「ふふッ笑」
『………?』
🐥「今日も泊まってけばいいのに笑」
『そ、それはちょっと…!!』
🐥「え?なんで?」
そう言って顔を分かりやすく しゅん とさせる じみんさん
『だ、だって私たちは』
🐥「ビジネスパートナー……でしょ?」
『そ、そうです!!』
🐥「でもさ、あなたちゃん今家出した身でしょ?寝泊まりできる場所なんて」
『あります!!』
🐥「………どこ?」
『と、友達の家です…!!』
🐥「ほんとに〜?笑」
『ほ、ほんとですよ!!』
🐥「そっか〜、それは残念だ笑」
🐥「じゃあ、会社行こっか?」
そう言って じみんさん と一緒に出勤した。
そういえば、いきおいで 寝泊まりできる場所がある なんて言ってしまったけれど
あ、じょんぐくがいたじゃんか((
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。