ようこそ と言いながら店の奥の部屋から出てきた人はとても美形な男の人だった。
『わぁ!!びっくりした……』
いきなりか細い声であっちが話すから私は大きな声を出してしまった。
すると、店主であろうその男性はフフフッと笑って
❄️「そんなに驚かないでくださいよ笑」
と言った。
部屋の奥の方からやっと照明が当たるところまできてその人の顔がはっきりとうつる。
その人は息を呑むぐらいに美しい顔立ちをしていた。
❄️「その資料……」
と、指を指すのはわたしが持っていたここの店宛にできた資料。
『あ!!これ、届けに来たものです………』
ようやく本業を思い出し、資料をその男の手へとうつす。
❄️「わざわざご苦労さま。せっかくだからお茶でもどうかな?」
なんて妖艶な笑みを浮かべる男性。
私はなんとなく思ってしまった。
この人裏がある、、と_____
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。