2人目の女性は
てひょんの方を向くと
🍇「あ………」
そう言って 手を震わせていた。
どうしたんだろう。
🍇「き、き、きむ いぇりむ です…」
🍇「その……よろしくお願いします……」
そう言って素早く礼すると
早足でどこかに言ってしまった。
あたりは ざわざわ していたけれど
そんなのどうでもいいと言うように
🐭「てなわけだ、とりあえずよろしく頼む。んじゃ、仕事に戻れ」
そう言ってだるそうに帰っていった。
ゆんぎさんは今日も通常運転のようだ。
一方てひょんは
🦁「………」
何か思い詰めるものがあるのだろうか
そんなような表情でずっと遠くを眺めていた。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!