第28話

27話
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2019/05/02 11:24



てひょん君が言うにはこういう作戦のようだ。


まず、私とてひょん君でしばらく行動する。



まるで ぐく を避けるように



そして、てひょん君によれば ぐく が絶対に私に話しかけてくるらしいから



その時に少し話せばきっと解決するらしい。




『そ、それじゃあ てひょん君に迷惑かけてるじゃん』




🦁「僕がいつ迷惑だって言った?」




『………』




🦁「むしろ頼って欲しい。てか、頼られるように僕も頑張る笑」




そう言ってまた笑う 彼は




極度なお節介というのかなんというか……





でも、そんな彼に私は毎回助けられてるわけだから





『てひょん君、いつもありがとう』




なんて顔に似合わずなことを言ってみる。




すると、一瞬だけ目を見開き そのあとはいつもの表情に戻り





🦁「うん」




なんて優しく頭に響く声で言うんだ。




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