無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

1,086
2019/08/24

第2話

偽りの雨 : 成田凌
もう眠れなくて、3時間ぐらいゴロゴロとベッドの上に居た。

ちょうど目をつぶった瞬間に僕のスマホが鳴る。

電話に出ると鼻声な君の声が聞こえた。

「昨日はごめんね、私のせいで…」

『今どこ?早く会いたい』

電話の向こうから雨音と君の泣き声が聞こえてくる。

昨日のけんかで、僕が出て行けと言ってしまった。

ちゃんと会って、話したい。

僕は傘を持って家を出る。

急なにわか雨だったのか、街の人達は急いで屋根のある場所に向かっている。

傘を持つ僕も、足早に君の元へ向かう。

駅の前の人混みをかきわけて君を探す。

広い場所に出て、周りを見渡す。

「はぁ……どこに居るんだよ。」

その時、僕の背中に小さく温かいぬくもりを感じた。

「小さくて見えなかった……なんて言わないでよ?」

僕は、赤く腫れた目で見つめる君を優しく抱きしめた。

『馬鹿か、会いたかった。』

君はまた僕の胸の中で涙を流した。

「大好き……!」

ぐしゃぐしゃな顔で僕を強く抱きしめる。

『ほら、早く帰るぞ』

君の頭を撫でて傘を手渡す。

僕は傘をさして歩き出す。君はそのまま僕の傘の中に飛び込んで来た。

「たまにはいいでしょ?」




本当に小悪魔な女だな。






今までどこにいた?



知らない男の香水と煙草の匂いをつけてさ。

さぁ…帰ったらどうしようか?

取り敢えず

その偽物な笑顔なんて二度と出来ないようにしないのな??