次の日。
俺はいつも通り、朝を迎えた。
でも、少し違っていた事があった。それは…
妙な夢を…死に際を見ることが無くなった。
きっと将が、俺の悩みもあの世に持って行ってくれたのだろう。
久しぶりに清々しい気分だ!
「うわぁぁぁぁ!!!」
突然、下から父さんの叫び声が聞こえた!
「きゃぁぁぁぁ!!!」
次は祖母の声…。
この家で一体何が起きた!?
俺は急いで下へと降りた。
そしてそこで目にしたのは玄関を赤い液体が広がる光景だった…。
そこに1人立つ、見覚えがある人影…!
「か…香…!!」
「私…ボク、香じゃないよ?」
「えっ!?」
「やっぱり、連れて行く事にするよ。翔兄ちゃん。」
END
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。