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第2話

2話
「はぁ…」
また、起きるとは…。
これで何度目だ?2度?いや、3度目か。
1度や2度だったら偶然だろうで片付けられたけど3度目となると…信じるしかないよな…。


「あのー」

(ん?)

「あのー、加我 翔(かが かける)さんですか?」

「そ、そうだけど…」

(この女、誰だ?)

「あのぉ!この子の事ご存知ですか?」

(この子?)

「この子って誰の事?」

「あっ、そうですよね。見えませんよね。じゃぁ、こうすると見えますか?」

そう言うと、彼女は俺の肩に手を置いた。

「ん?んー…えっ!?」

すると、彼女の横に中学生くらいだろうか男の子が浮かび上がった。

「えっ…えっ?ええっ!?」

「まぁ、戸惑うのは当たり前ですよね。普段見えないモノですから。えっと、簡単に説明すると…幽霊です。」

「ゆ…幽霊って…あの?」

「はい、皆が知ってるあれです。」

「あ…そうなんだ…。で、その幽霊と君は俺に何の用なんだ?」

「あっ、そうだった。この子の事何か知ってますか?」

「…?いや、知らないけど。」

「そうですか…。いやー、この子が言うには貴方の顔に見覚えがあるらしいんです。」

(らしい…?)

「らしいってなんだ?確証はないのか?」

「はい…この子記憶喪失…らしくて。記憶が戻るまで成仏出来ないみたいなんです。だから…」

「だから、そのヒントになるかもしれない俺に話しかけたって事か?」

「はい、その通りです。」

「ふーん。でも悪ぃけど、俺は何も知らない。ヒントにもならなくて悪いな。」

そう言い、歩きだそうとした時
いきなり腕を掴まれ…

「あの!だったら私達に協力してくれませんか?」

「はい?」

「この子の記憶を取り戻す為に手伝って欲しいんです!」

彼女は何を言っているんだ?
見ず知らずの俺によく頼めるな。
俺だったら…絶対できない。

「ええっと…俺は何も知らないだよ?その子の事も君も」

「あ、自己紹介まだでしたね。私は立花 香(たちばな かおり)。この先の高校に通う1年です!」

(この先の高校…。えっ!?こいつ後輩かよ!)

「お前…!同じ学校かよ!…あぁ、俺は2年。名前は…知ってるよな。」

「はい、もちろん。」

「んーじゃぁ、仕方ねーな。歩きながら話をするか。」


俺は学校に向かいながら、彼女の話を聞くことにした…。