無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第12話

私の過去
あなた

ただいま。

と言っても、”おかえり”と言ってくれる家族はいない。


広い家の中を1人で過ごすのはとても寂しかった。



そう。あのときから。


私はずっと……



我慢してきたの。



いい子でいようとしてきた。






自分の気持ちを隠して。



~私が小学3年生の頃~

お母さん
お母さん
あなた………
その日はお母さんが仕事を早めに切り上げて、帰ってきてくれた。
お母さん
お母さん
ちょっとお父さんのところ、行ってくるわね。
そういって、お母さんはリビングに行った。


私は喉が乾いて、リビングに向かった。



お母さん
お母さん
インフルエンザだったわ。
というお母さんの声がドア越しに聞こえた。
お父さん
お父さん
そうか。優子は仕事、休めるか?
お母さん
お母さん
ちょうど今は忙しい時期なのよ。
何だかイライラしている感じだった。



”はぁ。”


とため息をついていた。


私は迷惑なんだ。


私のせいでお母さんとお父さんが困ってる。


いい子でいなきゃ。


私は小さいながらにそう思った。





それから


私は高校に入学し、親の出張は増えた。しかも、長期間で。


それもあって、二人ともがいない日が続くようになった。




私は昔からずっと1人で、もう慣れていると思っていた。


昔から、朝早くに出ていって、帰ってくるのは日付が変わったあと。


私のお世話は全てお手伝いさんがしてくれていた。もういないけど。


ずっと慣れてた。1人に。




でも………


やっぱり寂しいよ。



私が欲しいのはお金じゃなくて、愛情だったんだ。