"ガチャ"
電気がついてる。
私たちはリビングに行った。
はぁ………
お父さんが帰ってくると、家の居心地が悪いんだけどなぁ。
誕生日って言ったって、何もしてくれないじゃん。
お父さんなんか………大嫌い。
私は2階の部屋へ駆け込んだ。
何で帰ってきたの……
どうせ、また成績の話しかしないくせに。
自分が嫌いになる。
私はお母さんもお父さんもいて、仲良くしてくれる友達もいる、彼氏もいる。
なのに………
何で私だけこんな………って思ってしまう自分が嫌だ。
世界には私なんかよりずっと辛い人がいるのに。
20分後、私は1階へ下りた。
お父さんは、少しイラだっている様子だった。
………言えないわけないじゃない。
お母さん………
ありがとう。
そして、お母さんが作った料理がテーブルに運ばれてきた。
"いただきます"
んー!!
美味しい!!
それから、ケーキまで食べ終えると、お父さんは明日の出張の準備を始めた。
お母さん………ありがとう。
お父さんも大変なのは分かってたんだけどね。
お母さんがいてくれてよかった。
ありがとう。
~作者から~
いつも見てくださっている方、❤、🌟、💬ありがとうございます!
えぇ………お気づきでしょうか?
お父さんのアイコンも作りました。
設定しています。
ちょっと若すぎかな……とも思いましたが、ご了承下さい。
今後とも、よろしくお願いしますm(__)m
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。