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第72話

お父さん

"ガチャ"
あなた

え………

電気がついてる。
お母さん
お母さん
お父さん………帰ってきてるのかしら。



私たちはリビングに行った。


お母さん
お母さん
あら………帰ってたの?
お父さん
お父さん
まあな。今日はあなたの誕生日だろ?でも、明日にはイギリスに行く。
お母さん
お母さん
そ、そう………


はぁ………




お父さんが帰ってくると、家の居心地が悪いんだけどなぁ。


お父さん
お父さん
いつ、帰ってきたんだ?
お母さん
お母さん
あぁ、今週の初めぐらいよ。
お父さん
お父さん
そうか。


誕生日って言ったって、何もしてくれないじゃん。




お父さんなんか………大嫌い。









私は2階の部屋へ駆け込んだ。





何で帰ってきたの……




どうせ、また成績の話しかしないくせに。




お母さん
お母さん
あなた?
あなた

ごめん。

お母さん
お母さん
………いいのよ。落ち着いたら降りてきなさいね。



自分が嫌いになる。





私はお母さんもお父さんもいて、仲良くしてくれる友達もいる、彼氏もいる。




なのに………








何で私だけこんな………って思ってしまう自分が嫌だ。




世界には私なんかよりずっと辛い人がいるのに。













20分後、私は1階へ下りた。





お父さん
お父さん
あぁ、降りてきたか。

お父さんは、少しイラだっている様子だった。

お母さん
お母さん
今日はあなたの好きなお肉よ~!
あなた

う、うん。

お父さん
お父さん
なんだ。ありがとうの一言も言えないのか。

………言えないわけないじゃない。
お母さん
お母さん
ちょっと。
お父さん
お父さん
人として大事なことだろ。あなたは将来、嫁ぐ身だ。今のうちに礼儀をしっかり徹底させておかないと、社会に出て影山家の名に泥を塗られたら、恥さらしだ。
お母さん
お母さん
そこまで言わなくてもいいじゃない。
お父さん
お父さん
あのな、影山家は代々………
お母さん
お母さん
私だって、影山家の家系のことは分かってるわ。だから、私が礼儀を徹底させる。でも、今日はあなたの誕生日よ。今日は楽しくお祝いしましょう?
お父さん
お父さん
………それも、そうだな。優子、頼むぞ。
お母さん
お母さん
はい。

お母さん………





ありがとう。




お母さん
お母さん
さ!食べましょ!

そして、お母さんが作った料理がテーブルに運ばれてきた。



"いただきます"






んー!!



美味しい!!



お母さん
お母さん
ど、どう?
あなた

おいしい!!………ありがとう!

お父さん
お父さん
………


それから、ケーキまで食べ終えると、お父さんは明日の出張の準備を始めた。
あなた

お母さん………ありがとね。

お母さん
お母さん
お母さんは………お父さんの気持ちも、あなたの気持ちも分かるのよ。
あなた

え?

お母さん
お母さん
お父さんだって、影山家の跡継ぎとして大変だっただろうし、今も康介とあなたを一人前に育て上げないといけないっていうプレッシャーとかもあると思うのよ。
でも、あなたの気持ちも分かる。私があなただったとしても、嫌だと思うから。
お母さんは何もしてないわ。
あなた

………お母さんらしい。ありがとね。




お母さん………ありがとう。





お父さんも大変なのは分かってたんだけどね。






お母さんがいてくれてよかった。




ありがとう。








~作者から~

いつも見てくださっている方、❤、🌟、💬ありがとうございます!



えぇ………お気づきでしょうか?



お父さんのアイコンも作りました。



設定しています。



ちょっと若すぎかな……とも思いましたが、ご了承下さい。






今後とも、よろしくお願いしますm(__)m