無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第5話

家に帰ると
あなた

ただいま。

お母さん
お母さん
おかえり。
塾が終わり、帰ってくると、珍しくお母さんとお父さんがいた。


私は部屋で着替え、リビングへ行った。
お父さん
お父さん
あなた、今日テストが返ってきたんだろう?
はぁ。

うちの親は勉強にしか興味がないもんね。
あなた

はい。

お父さん
お父さん
どうだったんだ?
私は点数がまとめてある紙を差し出す。


お父さんはその紙を見て、少しイラついた表情をした。
お父さん
お父さん
あなた、この点数は何だ。
あなた

………

何も言えなかった。

私だって、分かってる。

自分で分かってるの……
お父さん
お父さん
他の教科はまあいい。
問題は数学だ。80点代などあり得ないだろ!
80点代という声につられ、お母さんもこっちにきた。
お父さん
お父さん
優子、見てみろ。
すると、お母さんはあきれた表情をした。
お母さん
お母さん
あなた、影山家は代々エリートなのよ?
あなた

分かってます。

お父さん
お父さん
康介だって、東大に合格したんだ。80点代なんてとったことなかったんだぞ?



分かってるよ……!!


もともと、お兄ちゃんである康介とは学力にも差があった。

昔から比べられては叱られた。


でも……私だって努力してる。


してるのに……なんで。
お母さん
お母さん
いつも、言ってるでしょ?満点を目指しなさいって。
満点って……


数学はどうしても苦手なの!


とりたくてもとれないの!!
お父さん
お父さん
次、満点とってこい。いいな?
あなた

……はい。

いつも出張ばっかりで。

働いてばっかりで。

口開けば勉強のことだけで。

あの人たちは成績にしか興味がない。

私の気持ちなんてどうでもいいんだ。


私がいい子で、頭がよくて、成績がよくて、将来はいい大学に入って、大きな企業に就職して。

それが、望みなんだ。