いつものところで双葉と望と別れ、1人になった。
いつぶりだっけ?
あ、遊園地からだ。
えっ!?
何!?
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たまたま近くを歩いてたら、あなたちゃんの家から2人が出てきた。
どうやら、俺の事を知っているらしい。
友達かな?
話を聞けば、塾の友達らしい。
確か、前に塾の友達は心から楽しめるって言ってたような。
だって、遊びに来てたんなら、この時間に帰らないよな?
誕生日……?
何で言ってくれなかったんだ……
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中には…………
可愛いもこもこしたトップスとスリッパが入っていた。
双葉にもお礼、言っておかないとな。
……あ、瑠菜の2日後だ。
この何気ない会話が………すごく楽しい。
たった数分が……すごく楽しいんだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。