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第54話

信頼
私は重い足取りで学校に来た。


瑠菜
瑠菜
あなた……おはよう。
あなた

おはよう、瑠菜。


瑠菜もやっぱり暗い表情だった。

山崎翔
山崎翔
二人とも!!元気出して!ね?

そんな私たちを励ますように山崎くんは声をかけてくれる。
瑠菜
瑠菜
で、でも………やっぱり思い出すの。あの人たちの顔見ると。

だよね



篠原美優
篠原美優
昨日は…………ごめん。








…………えっ!?




み、美優!?



が謝った………?

瑠菜
瑠菜
ど、どうしたの………あんた。
篠原美優
篠原美優
き、昨日はちょっと言い過ぎたかなって思っただけよ。


でも…………


美優が謝るなんて─────







夢?





私はほっぺたを引っ張った。







痛い…………








夢……じゃない。


篠原美優
篠原美優
し、失礼ね。夢じゃないから。
あなた

でも………何で?

篠原美優
篠原美優
あなたたちにお願いがあるの。
瑠菜
瑠菜
え?
あなた

何?


美優が私たちにお願いすることなんてある?




篠原美優
篠原美優
それは………昼休み話す。じゃ。

そういって、美優は席へ戻って行った。






その背中は何だか………寂しそうな背中だった。





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昼休み




篠原美優
篠原美優
そ、その────

私たちは美優のお願いを聞きに屋上に来た。
篠原美優
篠原美優
助けて……ほしいの。
瑠菜
瑠菜
は?

助けるって……何から?
篠原美優
篠原美優
私、本当に昨日は言い過ぎたって思って、愛花や楓に謝ろうって言ったんだけど…………

へぇ…………


本気で言い過ぎたって思ってたの?

篠原美優
篠原美優
あんたも優等生のいい子ぶってんの?って言われて…………私もいじめられるかも…………
瑠菜
瑠菜
は、はあ!?あなたの気持ちも考えてみなよ!?
篠原美優
篠原美優
本当にごめん。

……よく、そんなことが言えるよね…………
瑠菜
瑠菜
あなたがいじめられてたときは、一人で抱え込んでて仲の良かった友達には裏切られたのに、あんたがいじめられそうになったら助けて?あんた、自分が何言ってるか分かってる!?
篠原美優
篠原美優
分かってる。
瑠菜
瑠菜
嘘。分かってない。全然分かってない!!

瑠菜は何度も私のことをかばってくれた。

あなた

もう……いいよ。

瑠菜
瑠菜
え?

もういいよ。



瑠菜にこれ以上、迷惑かけたくない。


あなた

美優──────
一度失った信頼は何倍も努力しないと取り返せないんだよ。

篠原美優
篠原美優
…………
あなた

瑠菜、行こう。

瑠菜
瑠菜
う、うん…………


”一度失った信頼は何倍も努力しないと取り返せない”






よく先生が言う言葉。





美優が私を裏切ったとき、信頼は消えた。



それを取り返すには相当な努力が必要。






私は…………まだ、美優のことが許せないよ。