第34話

相談
489
2019/10/25 14:29
やっぱり、相談せずにはいられない。


瑠菜
瑠菜
で?何?相談って。
あなた

あのね………私、悠真さんのこと……好きになったかもしれない。

瑠菜
瑠菜
うん。


え?


あなた

驚かないの!?

瑠菜
瑠菜
うん。大体そうかなぁって思ってた。
あなた

……え。



そんな……


気づかれてたの?



自分が気づく前に?
瑠菜
瑠菜
で?気持ち、伝えるんでしょ?
あなた

昨日、言おうとしたんだけど……



と昨日のことを話した。

瑠菜
瑠菜
そっかぁ。でも!!今日こそは伝えなよ!!
あなた

そ、そうは思ってもさぁ、中々言えなくて………

瑠菜
瑠菜
まあねぇ……でもさ、悠真さんもあなたのその気持ちを聞いて、嬉しいだろうし。山崎だって、それぐらい緊張したんじゃないかな。


………え?





何で?


何で山崎くんのこと知ってるの!?
あなた

何で山崎くんのこと知ってるの!?

瑠菜
瑠菜
あ………
そういうと、瑠菜はしまったという顔をした。
あなた

何で?

瑠菜
瑠菜
いやぁ、実はさ、あの日。私も屋上にいたんだよね………
あなた

え?何で!?

瑠菜
瑠菜
昼休み、忘れ物しちゃってさ。隅々まで探してたら山崎が来て。そしたら、あなたが来たから見てたら………ってわけ。
あなた

それならそうと言ってよ!!

瑠菜
瑠菜
だから今言ったじゃん。

はぁ………



でも……


そうだよね。



山崎くんもあんなにさらっと言ってくれたけど、緊張してたんだよね。

瑠菜
瑠菜
だから、頑張りなよ!
あなた

う、うん……頑張る………


頑張ろう。

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