you side
朝起きて朝ごはんを作る
するとヨウォンが大きな紙袋を持って起きてきた
紙袋を開けるとそこにはドレスが入っていた
そういうとヨウォンにキスをした
ヨウォンの優しさが全身を駆け巡る
ヨウォンのプレゼントを持ち、車に乗り込み事務所へと向かった
ヨウォン side
朝早く、キッチンから料理をする音が聞こえる
テンポよく食材を切る音が心地よい
あなたへのプレゼントを持ち、キッチンに行く
長い髪を軽くまとめて料理をしていた
いい匂いで満たされていた
料理を作り終えたのかミルクティーを飲みスケジュールの確認をしていた
プレゼントを渡すとクリスマスの子供のような笑顔で袋を覗き込む
気に入ってくれてよかった
あなたのキスはミルクティーの味がした
甘くて美味しい
嬉しそうにプレゼントを持ち、仕事に向かうあなた
あと1週間も会えないかと思うと胸が痛む
1人になったリビングは広くてちょっとだけ寂しかった
インスタを開けばあなたがストーリーを上げていた
僕があげたワンピースが入っている紙袋の写真にありがとう♡と加工してあった
YouTubeの通知が気になり、開くとベルマークをつけていたあなたのチャンネルからMVが4つも上がっていた
どれも幻想的で美しかった
リピート再生しているとみんなが起きてきた
そっとスマホを閉じ、あなたが作った朝ごはんを食べた
you side
事務所に行き、写真集の打ち合わせをする
午後から東京に飛び撮影をし、そのままグアムに向かい翌朝から撮影をし、一泊
翌朝韓国に戻り撮影をし、午後から歌番組というハードスケジュールだった
撮影クルーはライとレイ姉さんと社長とケイト
パイロットとしてマスターがついてくる
私はマスターを迎えに行き、ロイのクリニックに行く
マスターが点滴の量を確認し、注射しようと私の腕で血管を探す
マスターは腕ではなく手の甲から点滴をする
マスターが傷口を確認する
点滴も終わり、メンテナンスを進めていく
メンテナンスも終わり、マスターとランチをしにいく
ランチを食べ終え、車に乗り込み空港へと向かった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!