you side

宿舎のリビングに入ると突然強く抱きしめられる

そういうとキノは私を引っ張り、車に乗り込む

キノは私の運転席に座り、エンジンをかけた

車を走らせ、遊園地の駐車場に止める

サングラスをかけて遊園地に入り、観覧車に乗り込む

観覧車がてっぺんにたどり着く

するとその時、アナウンスが流れる

目を閉じるとキスをされた

首に冷たい感覚がする

首にはハイビスカスのネックレスがかかっていた

ガチャンという音共に観覧車が揺れる

キノに抱きつくようになってしまった

観覧車が再び回る

観覧車がてっぺんに差し掛かる

どちらからともなく唇を重ねた

観覧車の中で写真を撮る

写真を撮り終えると観覧車から降りる

車に乗り込み、運転席に座る

宿舎でキノをおろし、マンションに帰る

ただいまと言っても私の声がこだまするだけだった

何かしていないと寂しさに耐えられない

インスタライブを始める

キッチンに立つ

コメント［あれ、このキッチン、写真集に出てた］

コメント［あなたって熱愛報道出てるのに本当に部屋は男ウケしなさそう］

キッチンからバスルームを写す

コメント［写真集って本当に自宅で撮影してたんだ笑笑］

私はバスルームからベッドルームに移動する

コメント［写真集にあったベランダ見てみたい！］

ベッドルームからベランダに出る

ベランダを撮影しているとインターホンが鳴る

急いでドアを開けるとセフン先輩とチャニョル先輩がきた

配信を止めた

シャンパンを2人に出す

キノ side

宿舎に戻り、リビングで本を読んでいるとあなたのインスタライブの通知が鳴る

配信をみているとルームツアーをするあなたが出てた

配信中にチャニョル先輩とセフン先輩があなたの部屋に映る

すると配信が終わった

あなたに電話をかけるも気付かず、電話に出ない

本当は気になって仕方ない

何より、明日も仕事なのに大丈夫なのかな

you side

先輩達は軽く出来上がってた

画面を見るとキノからの着歴があった

私はキノにカトクをする

私からのカトクにはすぐ反応があるのに既読にならない

練習生時代の話に花を咲かせる

セフン先輩はタクシーで家に帰って行ったがチャニョル先輩だけは酔い潰れソファーで眠っていた

私はブランケットをかけ、自分のベッドルームで眠った









翌朝

カトクを見るも既読にならない

電話をかけようと思うも仕事中であることに気づき、かけるのをやめた

朝ごはんを作り、先輩を起こす

チャニョル side

あなたはシャワールームへと消えた

テーブルの上に置かれたあなたの携帯が振動している

シャワー中ということもあって携帯を渡しにはいけないし、急用ならドアの外からでも伝えないとな

あなたの携帯で電話に出た

そういうと電話が切れた

シャワーが終わったあなたが出てくる

髪の毛も乾かさず、ベランダに出てタバコを吸う

キッチンに置かれたホットサンドを食べる

中のチーズがとろっと溶けていた

そういうとあなたはスマホを持って部屋に消えて行った

楽しそうな声が聞こえる

きっと彼氏と電話でもしてんだろう

どうして僕は落ち込んでいるんだ

シャワーを浴び終わると服が用意されていた

服に着替えてリビングに行く

あなたの車に乗り込み、現場に向かう

洋楽が車内に流れていた

you side

中々鋭い質問だった

さっきの電話はキノへのだった

ただ声からしてキノではなくフイだった

フイは本当に鋭い

精一杯元気で明るくそう答えた

そうこうしてると現場に到着した

撮影中、何度も携帯を確認するも着信もなかった

車に乗り込み、スタジオに向かう

用意された衣装に着替え、メイクをする

黒の合皮のスキニーはピタッとボディラインを映し出す

スタジオに行こうとしてるとセフンに呼び止められた

セフンに手を繋がれ引っ張られる

中庭にはバーベキューのセットがされていてテーブルにはお酒が並んでいる

何故か後ろにはポールダンスのポールがあった

席に座ると番組の収録を始めた

するとテーブルの上にソジュが置かれた

私の前にはソジュのタワーが4段ほど出来ていた

私はタワーのソジュを全て飲む

そういうとソジュのカップでテキーラの6段タワー、21杯出てきた

とりあえず3杯、飲み干す

ポールにつかまり、ダンスをする

ポーズを決めようと脚でポーズを挟み体重を支えると勢いよくズボンが破れた

幸い、脚のところが破れただけなのでハサミを借りてショートパンツに切った

席に戻りテキーラを飲む

テキーラのタワー、全て飲む

SMの曲ばかり流れて私とセフンとヒチョル先輩は踊っていた

pentagonのshineが流れる

私が踊っていると何故かpentagonのみんなも踊っていた

キノ side

あなたとは丸1日連絡していない

番組の収録でテレビ局に行き、収録を終え、帰ろうとしてると中庭から僕たちの曲が聞こえる

中庭に行くとあなたが踊っていた

みんなで踊っているとスタッフさんが僕たちをあなたの後ろに行かせた

あなたは酔っていた

あなたはマスターに後ろから抱きつき、口を塞ぐ

それからというもあなたは席に戻ろうとするときにセフン先輩の肩に手を置く

途中よろけてセフン先輩の膝の上に座る

そのまま先輩にもたれて何か楽しそうにしている

先輩もあなたの腰に腕を回していた

あなたはマスターの元に行くと耳に何かを言っていた

僕だって気になる

マスターに促され中庭を後にして車に乗り込み宿舎へと戻る

宿舎に着くとマスターは僕を呼び止めた

マスターはバイクに跨るとヘルメットを僕に投げた

バイクを走らせるとあなたのマンションに着く

慣れた手つきであなたの部屋に入る

そういうとマスターは部屋を出た

確かに昨日、写真を撮ろうとそう言った

はじめてのあなたの部屋で落ち着かない

昨日見た配信のまんまだった

ただ冷蔵庫を除き









you side

マスターに耳打ちする

席に戻ろうとすると中庭の柔らかい芝生につまずきこけてしまった

デフコン先輩の腕に捕まり立つもうまく歩けなくて先輩の腕に抱きつき歩く

セフンの脚の間に座り、セフンの胸に背中を預ける

横に座っているヒョンドン先輩の手を取る

撮影が終わる

車に乗り込み、マンションに戻る

部屋に入るとキノはそこにいた

どこまでも優しい彼に抱きつく

キノに唇を重ねる

私は冷蔵庫からシャンパンを出した

ラベルにはあなた KINO foreverとある

シャンパンを開け、グラスに注ぎ、渡す

シャンパンを片手に一緒にたくさん写真を撮った

私はさらに酔った

そういうとキノは私を抱っこしてベッドに下ろした

私はスマホでベッドで抱き合ってる姿を撮る

ベッドで絡みつく様子を写真に収める

なんて自堕落なんだろう

行為が終わると私はキノの寝顔を撮った

キノは私を撮るとその写真を待ち受けにしていた

そしてどちらかともなくキスをした

そういうとキノはカトクに写真を送った

そうイタズラな笑顔のキノは愛おしく感じた

私とキノのスマホが振動している

きっとメンバーからだろう

けど今は気にしてられない

だって私とキノはお互いにしか見せない顔で見つめ合っているから

このまま時が止まればいいのに