ウソク side
あなたのファンミに行こうと思ったが、自分の高い身体でばれそうでやめた
フイヒョンとヨウォニヒョンは行ったみたいだ
家でゲームをして過ごしているとヨウォニヒョンが帰ってきた
大きな紙袋を持って
ヒョンが色紙を見せる
キャップとマスクをして出掛ける支度をする
車に乗り込みモールへと向かった
閉店まで残り2時間なのにたくさんのファンの人達だった
手の甲にハートを書き列に並ぶ
あなたの周りにはプレゼントで埋め尽くされていた
王冠をつけてるあなたは女王に見えた
順番が来てあなたの前に座る
そういうとあなたは色紙にサインをしてキスマークをつけた
僕はあなたの手の甲にキスをした
あなたは手をひらひらと舞わせた
ユウト side
ウソクとあなたのファンミの列に並ぶ
あなたにずっと渡そうと思っていたネックレスをポケットに突っ込み順番を待つ
ウソクの番が終わり、席に座る
そう言ってあなたの首にネックレスをつける
ファンミのあなたは時折普段のあなたを見せる
そこがファンの心理をくすぐるのだと思った
ウソクと一緒に車に乗り込み、宿舎へと帰る
フイ side
あなたのファンミに行こうと思いモールに着く
ファンの人達のあなたへのプレゼントを見て僕も買わなきゃと思った
何を買うか悩んでいた
ふと見た花屋にたくさんの黒の薔薇があった
薔薇を101本買い、その中の1本にルビーの指輪をくくりつけた
薔薇の花束を持ってファンミの列に並ぶ
気づけば受付終了間近だった
順番が来てあなたに花束を渡す
花束で僕の顔は見えてない
そういうとあなたは頬にキスをした
きっとファンの人みんなにしているのだろう
宿舎に帰ってきたらファンの人ではできないところにキスをしようと思った
あなたに手を振って宿舎へと戻った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。