髪の毛を触られる感覚で目が覚める
ベッドから起き上がり、脱いだワンピースを持って部屋へと戻る
すると部屋にはホンソクがいた
ホンソクが部屋を出る
胸のざわつきを覚えてタバコに火をつける
虚しく私の声がこだまするだけだった
ホンソクside
自分の部屋に戻る
むしゃくしゃしてベッドにたおれこむ
ただあなたには側にいて欲しかっただけ
けどあなたは僕を夢中にさせるだけして他の人のところへ行く
こんなに胸が苦しいのにあなたは僕の心を遊ぶだけ遊んで、時に傷つける
ヨウォンが入ってくる
ヨウォンとレストランに向かう
するとあなたは僕が選んだワンピースを着てレストランで待ってた
そう言ったあなたの顔は清々しくて、僕が選んだ水色のワンピースのようだった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!