第92話

Story91
342
2020/05/15 03:50
髪の毛を触られる感覚で目が覚める
フイ
フイ
おはよう
(なまえ)
あなた
おはよう
ベッドから起き上がり、脱いだワンピースを持って部屋へと戻る
すると部屋にはホンソクがいた
(なまえ)
あなた
どした?
ホンソク
ホンソク
昨日の夜はどこにいたの?
(なまえ)
あなた
ヨウォンとラウンジ

その後はフイとワイン飲んでそのままフイの部屋で寝た
ホンソク
ホンソク
朝、部屋に来たら居なくて驚いたよ
(なまえ)
あなた
私が誰とどこにいようと関係ないでしょ?
ホンソク
ホンソク
そうだね

関係ないね

でもそうやって人を突き放す言い方はどうなの?
(なまえ)
あなた
ごめん

けど私達の関係はビジネスだから

詮索はしてほしくないの

私も反省してる

一線越えてたね

これからは気をつけるから
ホンソク
ホンソク
そういうことではなくてさ

もういいよ
(なまえ)
あなた
とりあえず宿舎に戻ったら、近くのマンション借りるね
ホンソク
ホンソク
うん、少し距離取ろうか
ホンソクが部屋を出る

胸のざわつきを覚えてタバコに火をつける
(なまえ)
あなた
やっぱり紙のタバコだなぁ
虚しく私の声がこだまするだけだった












ホンソクside
自分の部屋に戻る
ホンソク
ホンソク
なんであんなこと言ったんだろ…

そんなつもりで言ったわけではないのに
むしゃくしゃしてベッドにたおれこむ

ただあなたには側にいて欲しかっただけ

けどあなたは僕を夢中にさせるだけして他の人のところへ行く

こんなに胸が苦しいのにあなたは僕の心を遊ぶだけ遊んで、時に傷つける
ヨウォン
ヨウォン
ヒョン、起きてるー?
ヨウォンが入ってくる
ホンソク
ホンソク
起きてるよ

どした?
ヨウォン
ヨウォン
ねえ、朝ごはん食べに行こう

ってヒョンどうしたの?

目赤いよ?
ホンソク
ホンソク
ちょっとね

あなたと言い合いになってね
ヨウォン
ヨウォン
何かあったの?
ホンソク
ホンソク
朝、あなたの部屋行ったら居なくて

しばらくしてバスローブ姿で帰ってきて

訳を聞いたらフイのところにいたってホンソクには関係ないことでしょって言われてさ

カッとなって言い返したらあなたが宿舎を出て別にマンション借りるって言ってて

なんて言ったらわかんなくてむしゃくしゃしてた
ヨウォン
ヨウォン
そうだったんだ…

あなたとは昨日一緒に飲んで部屋の前まで送ったけどその後フイヒョンのとこいたんだ
ホンソク
ホンソク
僕のせいであなたが宿舎から出て行っちゃう
ヨウォン
ヨウォン
あなたと話してみたら?

僕からも話してみるよ
ホンソク
ホンソク
ありがとう
ヨウォン
ヨウォン
ほら、ご飯いこ?
ヨウォンとレストランに向かう

するとあなたは僕が選んだワンピースを着てレストランで待ってた
ホンソク
ホンソク
あなた、さっきは言いすぎた

ごめん
(なまえ)
あなた
ううん、私も頭に血が昇ってた

けどちょっと冷却期間が欲しい

3日間、時間が欲しいからマスターのところに戻るね
ホンソク
ホンソク
わかった
(なまえ)
あなた
さてと、ご飯食べて韓国帰ろっか
そう言ったあなたの顔は清々しくて、僕が選んだ水色のワンピースのようだった

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