第100話

Story99
310
2020/05/18 01:33
ユウト side

キスをして僕とあなたの間に隙間ができる

あなたの耳が紅くなっている
(なまえ)
あなた
ユウトといるとドキドキする

ユウトの声、ずるいよ
そういうと電子タバコをふかす

ビル風で美しい黒髪とドレスの裾が舞う

ビルの夜景とあなたの目が同じように妖しく輝きを放つ
ユウト
ユウト
あなたこそ、そのハスキーな声ずるいよ
(なまえ)
あなた
酒焼けよ笑笑

そろそろ帰ろうか

明日は収録だし
ユウト
ユウト
そうだね
(なまえ)
あなた
ここ、連れてきたのユウトが初めてだから

みんなには秘密ね?
ユウト
ユウト
うん、わかった
あなたは唇に指を当て秘密と言い、悪戯をする子供のように笑う

愛おしさと大人の表情が入り混じる
(なまえ)
あなた
冷えたから手繋いで
あなたが伸ばす手を包み込み、駐車場へと向かう

車に乗り込み、ハンドルを握るあなたの顔はキリッと引き締まりさっきの表情とは変わる

僕だけにしか見せない表情を知りたいと思わせる








you side

車を走らせ、宿舎に着く

シャワーを浴びて自室に入る

するとキノが部屋に入ってきた
キノ
キノ
ねえ、明日のあなたのコーデ考えてもいい?
(なまえ)
あなた
うん、お願い
キノは手早くコーデを作っていく
キノ
キノ
黒革のジャケットに黒のシャツ、黒のスキニーでオールブラックにしたけどどうかな
(なまえ)
あなた
かっこいいよ

仕事着っぽい
キノ
キノ
靴はどれにする?
(なまえ)
あなた
黒のルブタンにしようと思う

ライが教えてくれたんだけど、いい靴が素敵な場所に連れて行ってくれるって

この靴はライが誕生日にくれたの
キノ
キノ
素敵だね

韓国では恋人同士で靴はプレゼントしないんだって

相手が他の人ところに行っちゃうっていうジンクスがあるみたい
(なまえ)
あなた
そうなんだ笑笑

イタリアと韓国では文化が違うんだね
キノ
キノ
ところでさ、ユウトとどこ行ってたの?
(なまえ)
あなた
マスターとロイを送ってただけよ
キノ
キノ
本当に?
(なまえ)
あなた
本当よ
キノ
キノ
なら、よかった

ねえ上海旅行もだけどこの前のダンスの動画からあんまり一緒にいれなくて寂しかった
(なまえ)
あなた
じゃあ、明日の夜どこか行こっか
キノ
キノ
どこ行くか決めとくね
(なまえ)
あなた
うん、キノに任せる
キノが部屋を出ると入れ替わりでホンソクが入ってくる
ホンソク
ホンソク
なんか、久しぶりだね
(なまえ)
あなた
そう?

私が居なくてさみしかった?
ホンソク
ホンソク
もちろん、一人でこの大きなベッドで寝てると寂しさ倍増だよ
(なまえ)
あなた
でも私が来る前は1人で寝てたから寂しくなんかないでしょ?
ホンソク
ホンソク
温もりを一度味わうとその温もりを求めてしまうんだよ
(なまえ)
あなた
なるほどね
私はベランダに出て電子タバコを加熱して吸う
ホンソク
ホンソク
このタバコの匂いもしなかったな

今はこの匂いも愛おしいよ
(なまえ)
あなた
そんなに?
ホンソク
ホンソク
うん
ふわっとホンソクの優しい香りが私を包み込む
(なまえ)
あなた
私はホンソクのこの優しい香りが好きだなぁ
ホンソク
ホンソク
ねえ、そろそろ寝よ?
ホンソクにお姫様抱っこをされてベッドに連れて行かれた
ホンソク
ホンソク
軽くなってる
(なまえ)
あなた
よかった笑笑
一緒に抱き合い夢の中に沈んでいった

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