第113話

Story111
297
2020/05/22 02:59
シノン side

夜中、誰かの歌声が聞こえて目が覚めた

優しくてどこかはかない声だった

ベランダに出てみるとあなたな声だった

あなたの様子は見えないけど泣いているようだった

しばらくしてキノとの秘事の声が聞こえてきた

隣の部屋で好きな人の声を聞くのは胸が痛い














you side

目が覚めると私はキノの腕の中だった

キノのほっぺをつつく

キノ
キノ
おはよう
(なまえ)
あなた
おはよう
鏡を見ると目が赤く浮腫んでいた

服を着てシャワールームに行きシャワーを浴びた

中庭でタバコを吸ってるとシノンが来た
シノン
シノン
おはよう
(なまえ)
あなた
おはよう
シノン
シノン
目が浮腫んでるけど寝不足?
(なまえ)
あなた
そんなところかな
シノン
シノン
そっか
(なまえ)
あなた
今日はトレーニングだから頑張ろ
シノン
シノン
うん
いつものように朝食を作り、みんなで食べる

するとマスターから電話がかかってきた
マスター
マスター
📞あなた?

今日のトレーニングだけど明日の撮影に向けて絞るからロイもいるよ

ジムで待ってるからな
(なまえ)
あなた
📞うん、ありがとう

それより聞いた?

ライ結婚するんだって
マスター
マスター
みたいだな

大丈夫か?
(なまえ)
あなた
大丈夫よ

それより昨日のシャンパン、美味しかったからまた飲みたいな
マスター
マスター
やけ酒ならいつでも付き合うよ
(なまえ)
あなた
ありがとう

じゃあ、また後でね
電話を切り支度をして車に乗り込む

気持ちを切り替えてみんなでジムに向かった

ジムに着くなりマスターは私を抱きしめた
マスター
マスター
さっきの電話、全然大丈夫じゃないだろ
(なまえ)
あなた
大丈夫だから
マスター
マスター
ならいいけど
ロイ
ロイ
兄さん、今日のトレーニングは俺に任せてもらっていいんだよな
マスター
マスター
思い切りやってやれ
いつものように激しいトレーニングだった
ヨウォン
ヨウォン
ロイさんのメニュー、キツくない?
フイ
フイ
これやったあなたすごいよな
ロイ
ロイ
そこ!

無駄口叩くならメニュー増やすぞ
フイ
フイ
げー!!
ロイ
ロイ
あなた、メニュー変えるぞ

お前はポールダンスしてこい
マスター
マスター
俺が見るよ
マスターと一緒に別の部屋に行きポールダンスを始める

無我夢中にポールに絡みつきダンスをする
マスター
マスター
ライのこと、本当にいいのか
(なまえ)
あなた
いいも何も結婚するだからお祝いしないとね
マスター
マスター
まさか、兄さんが最初に結婚するとはな
(なまえ)
あなた
レイ姉さんも驚くだろうね
マスター
マスター
まあ、姉さんのことだからメイクとか張り切るんじゃない?
(なまえ)
あなた
明日の撮影って姉さんがメイクさん?
マスター
マスター
そうだよ

カメラマンは兄さん
(なまえ)
あなた
明日はどんな顔して会えばいいかな
マスター
マスター
思い切り笑ってやれよ
(なまえ)
あなた
笑えるかな
マスター
マスター
意地でも笑え
(なまえ)
あなた
じゃあそのためにも今日頑張らなきゃね







シノン side

マスターとあなたが話しながらポールダンスをしている

美しくスピンをしているあなたはコマのようだった
シノン
シノン
ねえ、キノ

なんであなた泣いてたの?
キノ
キノ
教えない
シノン
シノン
ケチ〜
ロイ
ロイ
あれだろ、ライ兄さんが結婚するんだよ
ホンソク
ホンソク
あなたの初恋の人でしょ?
ロイ
ロイ
そう

ライ兄さんも素直になればいいのに

ずっとあなたのこと好きだったのにさ
ホンソク
ホンソク
そういうロイさんだって好きなんでしょ?

あなたのこと
ロイ
ロイ
もしかしてこの前の酔った時の電話聞いてたな
ホンソク
ホンソク
聞こえましたよ笑笑
シノン
シノン
あなたってさなんであんなに綺麗なんだろ
キノ
キノ
恋してるからだよ

昨日もさ、泣いてる横顔見ててそう思った
シノン
シノン
慰めてたんだ
キノ
キノ
うん
シノン
シノン
声聞こえてた
キノ
キノ
あの物音はシノニヒョンだったんだね
シノン
シノン
そう
キノ
キノ
昨日、してる時にあなたが僕にしがみ付いてて可愛かったなぁ
ホンソク
ホンソク
キノ、怒るよ?
キノ
キノ
もう怒ってるじゃん
ロイ
ロイ
まあ、あなたなりに傷癒してるんじゃないの?

つか、今兄さんと2人きりなことに腹立つ

兄さんもあなたのこと好きだし
ウソク
ウソク
ロイさんって嫉妬するんですね
ロイ
ロイ
当たり前だろ

俺だってずっと好きなんだから
シノン
シノン
この前ずっと2人きりでいて何もしなかったんですか?
ロイ
ロイ
できるわけないだろ

あなたからロイはずっと友達と言われてんだから
ロイさんの発言に安堵するとともにあまりのライバルの多さに焦る

勝ち目あるのだろか
(なまえ)
あなた
シノン!

ボクシングトレーニング付き合って
ポールダンスが終わったあなたが気づいたら僕の横にいた
シノン
シノン
いいよ
ボクシングコートに入ってトレーニングをする
(なまえ)
あなた
このやろう!

勝手に幸せになりやがれ!
シノン
シノン
心の声漏れてるよ
(なまえ)
あなた
漏れてた?

恥ずかしいなぁ笑笑
あなたは運動で顔を紅くして笑う
シノン
シノン
いいよ、思いっきりパンチして
(なまえ)
あなた
手加減しないから笑笑
シノン
シノン
やっぱりあなたは笑ってないと

笑顔しか似合わないよ
(なまえ)
あなた
もしかしてロイから聞いた?
シノン
シノン
うん、結婚するんだってね
(なまえ)
あなた
綺麗になっていっぱい素敵な恋をして悔しがらせてやる
シノン
シノン
さぁ!来い!
(なまえ)
あなた
それって来いと恋かけてるの?
シノン
シノン
え?そういうつもりじゃないけど
(なまえ)
あなた
シノン、面白いね
ゲラゲラ笑いながらトレーニングするあなたは子供みたいだった

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