第223話

Story220
148
2020/09/14 10:52
マスター side

着陸をし、飛行機から降りる

空港のゲートをくぐるとフラッシュが焚かれる

眩しさに目が眩む

空港の送迎乗り場に行くと大きなバンが2台並ぶ

その後ろに赤のフェラーリが止まる

赤のフェラーリにはライ兄さん、レイ姉さんがいた
ライ
ライ
ロングフライト、お疲れ様
レイ
レイ
早くチェックインして明日に備えるぞ
マスター
マスター
兄さん、姉さん、よろしくね
レイ
レイ
おう
(なまえ)
あなた
バンはどう乗ればいい?
ライ
ライ
運転手付きだから好きなように乗れよ
ロイ
ロイ
じゃああなたはライ兄さん達の車な
(なまえ)
あなた
わかった
リー
リー
ライ、レイ、久しぶり
レイ
レイ
久しぶり

元気だった?
リー
リー
当たり前でしょ?
ライ
ライ
リー、男前になったな
リー
リー
俺はもともと男前なの

それからライ、今回の仕事よろしくお願いします

あとあの時はごめん
ライ
ライ
いいよ

俺も悪かったし

早く車乗れよ

最後の写真撮ってやる
リー
リー
最高の被写体が2人もいるんだ

普通の写真撮ったらただじゃおかない
ライ
ライ
わかってるよ
(なまえ)
あなた
ライ、よろしくね
ライ
ライ
僕のお姫様にそう言われたらね笑笑
(なまえ)
あなた
お姫様は奥さんでしょ?

何言ってるの
ライ
ライ
僕の永遠のお姫様だからね

そろそろ他の誰かのお姫様になるのかな
(なまえ)
あなた
それは彼次第だから
ライ
ライ
ということは決めたんだね
(なまえ)
あなた
もちろん
ライ
ライ
幸せな選択しろよ
(なまえ)
あなた
だから彼次第なの
ライ
ライ
その彼について詳しく教えてよ
(なまえ)
あなた
車の中でね
各自車に乗り込み、ホテルに向かう

窓の外を見て物思いにふける
マスター
マスター
なあ、みんな

あなたが言ってた彼は誰なんだろうな
車中にいるジノ、フイ、ホンソク、シノン、ヨウォンに聞く
ホンソク
ホンソク
さあ?

僕たちの誰かかもしれないし、マスターかもしれないし、それこそリーさんやロイさんかもね
マスター
マスター
俺はもうフラれたから

さっきのフライトで俺以外ということは確定した
ヨウォン
ヨウォン
仕事が終わるまでわからないね
マスター
マスター
そうだな

わからないな

目星はついてるけど
フイ
フイ
誰なんですか?
マスター
マスター
メンバーの誰かであることは確定してるかな
シノン
シノン
あなたなら正しい選択をするよ
マスター
マスター
そうだなあ

さてと仕事に集中しなきゃな
スマホでメールやスケジュールを確認するもどこか上の空だった









ウソクside

車内の空気は冷たい

それもそうだろう

さっきのあなたの発言が影響している
ロイ
ロイ
なあ、空気重たくね?

葬式かよ
イェナン
イェナン
そりゃあ、さっきのあなたとライさんの会話聞いたら葬式気分になりますよ
リー
リー
そうか?

チャンスと思えよ
ユウト
ユウト
チャンスに思えますか?

だって相手はマスターですよ?
ロイ
ロイ
そうは思えないけどな

フライト終わりのルイ兄さん、落ち込んでたけどな
リー
リー
あれはフラれたな
ウソク
ウソク
どうしてそう思うんですか?
ロイ
ロイ
双子の勘
リー
リー
だってさ

まあ、あなたも今回の仕事終わったら決めるんじゃないの?
キノ
キノ
ちなみに誰だと思うんですか?
ロイ
ロイ
お前らメンバーの誰かだろ?

あーあ、お前らより前からの付き合いなのに負けたな
リー
リー
だな

フラれたな笑笑

仲良く2人でイタリア美女でもナンパするか?
ロイ
ロイ
アリ笑笑

じゃあナンパ用のスーツ買わなきゃな

どこでナンパする?
リー
リー
そりゃあ、パリコレのアフターパーティーだろ?

世界中のモデルが集まってる
ロイ
ロイ
いいね笑笑
楽しそうに会話する2人の顔はどこか悲しく見えた
イェナン
イェナン
今頃あなたとライさん達、何を話してんだろうね
リー
リー
奴らは仕事人間だからなぁ

仕事の話か今日飲むワインでも決めてんじゃないか
ロイ
ロイ
レイ姉さんも同じホテルかな
リー
リー
じゃない?
ロイ
ロイ
コカボム地獄だ

二日酔いでナンパはヤダな
リー
リー
おれはモデルの仕事があるから逃れる
ロイ
ロイ
ずるいぞ
ウソク
ウソク
フラれるなら早い方がいいな
キノ
キノ
寸止め食らってるみたい
ユウト
ユウト
とりあえずは仕事に専念しなきゃ、ね?
イェナン
イェナン
ユウトもあなたの仕事人間うつったね
ユウト
ユウト
だねぇ
イヤホンで曲を流す

あなたの声が色っぽくて自分の気持ちにハマる

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