シノン side
マスターに渡された指輪をつける
マスターから渡されたネックレスをつける
カメラの前にはベッドが置かれた
あなたの素肌が触れる
マスターの指示に従う
すると僕の素肌にあなたの胸が当たる
レイさんが筆で僕の胸筋に陰影をつける
悪戯そうに笑うあなた
あなたが笑い大きな目が細くなる
そして僕を少しくすぐる
思わず笑ってしまう
するとライさんがフラッシュを焚き撮影する
くすぐられた笑いとは別に笑う
ライさんがフラッシュを焚く
ヨウォン side
シノニヒョンと笑いあって撮影してるあなたの表情に胸が締め付けられる
まるで恋人みたいだった
マスターが僕にブレスレットをつける
僕のブレスレットと同じデザインのアンクレットをつける
僕はベッドに横たわる
あなたが擦り寄りブレスレットをつけていない腕で腕枕をする
あなたが目を閉じたのを確認してキスをする
イェナン side
ヨウォニヒョンが撮影中キスをしたのが見える
なにあれ、ずるいよ
マスターに呼ばれてピアスをつける
指示通り動く
あなたの大きな目がさらに大きくなる
メイクのせいか本当に猫のような目をする
眩しいシャッターが焚かれても目を閉じることなく僕を見つめる
撮影が終わるとあなたはマスターとライさんと写真について話し合っていた
キノ side
この前、あんなに泣いていたのにライさんの前では笑顔になっているあなたを見てちょっと苛立つ
2人でベッドに座り、あなたの背後から腕を回してチョーカーをつける仕草をする
僕たち2人の正面にはライさんがカメラを構えている
その真剣な眼差しをみるとあなたがライさんのことを好きになった訳がわかる
軽く首をひねり優しく微笑むあなたにドキッとする
撮影が終わり、ユウトの番がくる
ユウト side
ライさんを見つめるあなたの目は優しい目だった
あなたに小道具の首輪をつける
あなたは指示通りにポージングする
けど表情は自然にする
まっすぐ見つめ合う
目を閉じる
するとあなたは優しくキスをする
フラッシュが焚かれる
撮影が終わりモニターをみると唇はあなたの腕で隠れている
そして商品のブレスレットが輝いていた
あなたの動きとそれに合わせるライさんの絆で生まれている作品だった
ウソク side
あなた、ずっと撮影していてすごいと思う
しかもみんなに合わせている
あなたは僕に体重を預け首をそらす
あなたが僕の頬をつつく
フラッシュが焚かれあなたの目が輝く
フラッシュの度に微妙に変わったいく表情に目が離せない
ホンソク side
ようやく順番がきた
背中にあなたの体温が伝わる
緊張がほぐれ自然に笑う
you side
撮影が終わったかと思うとマスターはまだあるとかいう
そういうとマスターは私のブラのフックを外した
マスターの言われた通りにする
今身につけているのは黒のハイヒールと黒の革のパンツと指輪と首輪だけ
マスターは首輪を外し、ピアスも指輪も外させた
私は胸の前にクロスしていた手を解きウォーキングをしたり次々にポーズを決める
照明のせいで視界がぼやけるのか涙でぼやけているのかわからない
けど笑顔でカメラを見つめる
時にはカッコつけたりする
ライの最高の被写体になるために頑張る
撮影が終わるとレイ姉さんがバスローブをかけてきた
モニターを見ながらマスターとライが話し合っている
私は鞄の中から電子タバコを取り出し、喫煙所に向かう
1人で吸っていると後ろから大好きだった匂いがする
そう言いながらくしゃっと笑う顔は愛おしい
ライに精一杯笑ってスタジオに戻った
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!