第168話

Story166
218
2020/06/30 03:44
you side

空港に着くと社長とケイト、ライにレイ姉さんが集合していた
レイ
レイ
あなた、安全飛行頼む
(なまえ)
あなた
はーい

姉さん、衣装は?
レイ
レイ
入ってるし、現地調達もする
(なまえ)
あなた
ありがとう
ケイト
ケイト
久しぶり
(なまえ)
あなた
久しぶりだね
ケイト
ケイト
元気?
(なまえ)
あなた
おかげさまで
ケイト
ケイト
今回の撮影、友達として撮影するからよろしくね
(なまえ)
あなた
うん、こちらこそ
ライ
ライ
東京ではどんな感じに撮ろうかなぁ
(なまえ)
あなた
ライに任せるよ
ライ
ライ
とりあえず夜景でしょ?

日本文化もいいねぇ
(なまえ)
あなた
ライならどこで撮っても最高の写真になるよ
マスター
マスター
おい、あなた

そろそろ飛行ルート確認するぞ
(なまえ)
あなた
そうだね
マスターと天気図を見ながら飛行ルートを考える

ミーティングも終わり、コックピットに入る

するとライがやってきた
ライ
ライ
とりあえず、操縦桿握る写真撮るね
(なまえ)
あなた
ありがとう
マスター
マスター
兄さん、滑走路移動するから撮り終えたら出て
ライ
ライ
はいよ
数枚写真を撮り、ライは客席に戻った

離陸をし、自動操縦に切り替える
(なまえ)
あなた
いつもありがとう
マスター
マスター
なんだ、急に

墜落させる気か?
(なまえ)
あなた
そんなんじゃないよ

いつも助けてばかりだなぁって

迷惑しかかけてないし
マスター
マスター
振り回されるのは兄弟達で慣れてるから

気にするな
(なまえ)
あなた
ネット記事見たら、マスターを誹謗中傷するコメントもあってさ

それにマスコミに追いかけられてるし
マスター
マスター
大丈夫だから

安心しろ
(なまえ)
あなた
マスターの婚期、どんどん遅らせてる気がする
マスター
マスター
結婚はまだいいから
(なまえ)
あなた
マスターとロイと私、誰が早いかな
マスター
マスター
さぁ?

ロイは最近、父親に結婚勧められてるけどな
(なまえ)
あなた
本当に?

応援するのに
マスター
マスター
けどロイはずっと断ってる笑笑

好きな人がいるんだとか
(なまえ)
あなた
結婚はその人とじゃないんだぁ

じゃあ簡単に賛成できないかも

結婚って幸せになるためにするものでしょ?
マスター
マスター
そうだな






マスター side

あなたは結婚は幸せになるためにするものと言う

あなたを幸せにできるのは誰だろうか

かつてあなたの父に聞いたことがある
マスター
マスター
会長、娘さんの結婚相手は決めてますか?
父
決めてない

あなたには自由に生きて欲しい

ただ時が来たら結構させるかもしれない

ルイくん、君とね
俺はその言葉を信じてずっと側にいた

いずれ、きっと、そう信じてきた

その時が来るまで我慢していたんだ

けどあなたの心には兄さんしか写ってなくて、今は俺以外の誰かかもしれない

情けなくて苛立つ
(なまえ)
あなた
マスター?

そろそろ高度下げないと
マスター
マスター
あ、ごめん

考え事してた
(なまえ)
あなた
マスターこそ墜落させるんじゃん笑笑
マスター
マスター
この野郎、怒るぞ
あなたにマスターと呼ばせるには訳がある

マスターと呼ばれると仕事モードになり、恋愛対象として見なくて済む

逆に言い換えればあなたにルイと呼ばれるとあなたのことを恋愛対象として見ちゃう

ルイと呼ばれた時は胸が締め付けられ、離れたくなくなる

いつかはあなたの背中を見送らないといけない

その時に振り返ってマスターと言われれば俺の気持ちに踏ん切りがつく

ルイと呼ばれたらその背中を抱きしめて引き寄せるかもしれない

そんなことを思いながら操縦していると気づけば着陸をし、搭乗ゲートに横付けしていた
(なまえ)
あなた
マスター、お疲れ様
マスター
マスター
おう
(なまえ)
あなた
日本ついたし、久しぶりに太郎にでも会おうかな
マスター
マスター
もう連絡済みだ
出口に行くとあなたのネームボードを持った太郎がいた
太郎
太郎
きゃー!!!

あなたー!!!!
(なまえ)
あなた
どういう歓迎の仕方?
マスター
マスター
太郎、今日は車ありがとうな
太郎
太郎
とりあえず、2台用意したよ

フェラーリとBMWのSUV
マスター
マスター
あなた、フェラーリ乗れ

よこ、兄さん乗って
太郎
太郎
SUVは俺がドライバーね

げ、レイさんいるじゃん
レイ
レイ
やっほー、太郎

元気してた?
太郎
太郎
レイさんこそ、結婚したのにいつになったら年貢納めるんですか?
レイ
レイ
いつまでも片想いしてるチェリーに心配されたくない
SUVに乗り込む

あなたのフェラーリが先に前を走る

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