you side
宿舎のリビングに入ると美味しそうな匂いをさせながら私の写真集を見てるシノンがいた
そういうとシノンは私を宿舎から追い出した
私は自分のマンションに戻るとロイから電話があった
私は電話を切るとソファーに投げた
ベランダに出て電子タバコの煙を吸い込みながら台本に目を通して台詞を覚える
それからこの1ヶ月間、ずっとドラマの撮影でシノンのことを忘れかけていた
今日の撮影はマクドナルドでハンバーガーを食べるシーンだった
そういうとチャニョル先輩は私にポテトを食べさせる
ハンバーガーに齧り付く
すると口の端にケチャップがついたからかチャニョル先輩がそれを拭う
それから撮影が続き、気づけば夜になっていた
撮影も終わり、マンションに戻ろうとするとマスターから電話があった
マンションに車を走らせ、マスターの部屋に入る
するとそこにはシノンがいた
そういうとシノンはスーツの胸ポケットから指輪を出した
そういうとマスターはグラスを目の前に置いてくれた
マスターが私に耳打ちする
私はシノンと私の部屋にいき、リビングのソファーに座る
するとマスターがシャンパンを置く
私はキッチンでお湯を沸かし、ラーメンを作る
ソファーで映画を観ながらラーメンを食べる
シノンが私のインスタをみる
私がハンバーガーを食べる写真だった
それからシノンとは映画を観ながらマックパーティーをした
ケチャップを口の端につけたシノンの顔が向く
キスをするとケチャップの味がした
よくわからない言葉も本当はストイックなところも全て好き
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。