シノン side
あなたがピンに向かってボールを投げる
するとストライクが決まる
髪の毛をポニーテールに結び、配信用のスマホを持って僕の横に座る
ジノヒョンがスペアを決める
フイヒョンが勢いよくボールを投げる
するとボールはガーターに流れた
ホンソギヒョンがスペアを決める
思い切り投げるとストライクが決まる
ヨウォンは軽々とストライクを決める
イェナンは3本残した
キノはスペアだった
ユウトは軽々とストライクを決める
このままだと負けちゃう…
あなたは楽しくゲームを続ける僕達を撮影する
勢いよく投げられたボールは2回ともガーターに落ちる
コメントを拾いつつ、みんなでゲームを続けた
僕は今日は何かが取り付いたかのようにストライクかスペアだけだった
あなたは禁煙からか途中集中が切れてスコアが伸び悩む
1位争いは僕とユウトとヨウォンだ
なんとしても勝ちたい…
そうなったら、あなたがビリメンバーと料理でイチャつくことになる
それだけは避けたい
ゲームを続けるとあなたがビリになった
あなたがキレキレでshineを踊る
ジャンプするたび、あなたのスカートがめくれる
生足がエロくてたまらない
コメントでは僕達の配信では珍しく男性のリスナーがスタンプを送っている
女性のリスナーも嫉妬のコメントというよりは憧れのコメントが流れる
愛嬌もアイドル顔負けで可愛い
気づけば曲が終わっていた
2人がいつものように競い合うように踊る
僕はあなたのパンツが見えないように気を配る
するとユウトが羽織っていたシャツをあなたに渡し、腰に巻くように言う
いつもTシャツを着ている自分を呪う
曲が終わり、コメントで勝敗を決める
そういうとホンソギヒョンは配信を止めた
すぐさまあなたの近くに駆け寄る
そう笑うあなたの顔は僕が大好きな笑顔だった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!