第156話

Story154
239
2020/06/17 03:41
イェナン side

ふと横をみると大好きな人が横で寝ている

肌は赤ちゃんみたいで柔らかい

髪の毛からはユウトの香水の匂いがする

ちょっと悔しくて首にキスマークつけようと思うとそこにはすでにあった

あなたが寝返りを打った

反対の首にキスマークをつけた
イェナン
イェナン
我爱你
自分の声がみんなのいびきにかき消された











you side

2人の間を抜け、朝ごはんを作り支度をして事務所へと向かう

まず4曲程収録をし、アレンジをした

そのままバラエティ番組の収録をし、音楽番組の収録をする

気づけばコーヒーしか飲んでいない

そのままMVの撮影のためにスタジオに行く

今日のMVはNever be the same

スタジオには古いアパートの部屋のようなセットが作られていた

白のランジェリーを着てベッドに座る

社長
社長
病んだ感じね?
(なまえ)
あなた
わかりました
レイ
レイ
待って

メイクさせて
(なまえ)
あなた
姉さん、来てたの?
レイ
レイ
最後のMVくらいさせてよ
(なまえ)
あなた
お願い
レイ
レイ
スペシャルゲストも呼んでる
ライ
ライ
スペシャルゲストだよ?
(なまえ)
あなた
ライ!
ライ
ライ
映像の撮影は初めてだけどあなたとならできる気がする
(なまえ)
あなた
最高のカメラマン、よろしく
ライ
ライ
最高の被写体に仕上げてよ、レイ
レイ
レイ
頼まれなくてもするから
メイクルームに連れて行かれる
レイ
レイ
痩せたね

うまくリカバリーするから
(なまえ)
あなた
ありがとう

痩せすぎた私、醜い?
レイ
レイ
そんなことない

大丈夫だから安心しなさい
姉さんがどんどんメイクを進める
(なまえ)
あなた
姉さんとライで安心した笑笑
レイ
レイ
ありがとう

期待に応えるから
気づけばメイクは終わっていた

ナチュラルだけどどこか儚げに見えるメイク

スタジオのセットのベッドに座る
ライ
ライ
よし、じゃあタバコ吸って
渡されたのはライが持っていた手巻きのタバコだった

ジッポで火をつけて吸う

私が好きだったライの甘いタバコの匂い

普段電子タバコだからか、煙が目にしみる

つい、涙目になる

それがライへのかつての想いなのかタバコなのかはわからない

ライはビデオカメラで撮影をする
ライ
ライ
とりあえず、いったんカットね

次は髪をかけあげたり、髪の毛をグシャグシャにして
ライの指示通り動く
ライ
ライ
よし、次は口紅を手の甲で拭って

強めの目線でカメラを睨んで
風を当てられながら髪の毛をかきあげる
ライ
ライ
じゃあ、くわえタバコで窓のセットに座って窓の外みつめて
レイ
レイ
口紅塗り直すね
(なまえ)
あなた
ありがとう
ライの指示通りに動き、気づけば撮影が終わっていた
ライ
ライ
よし、最高の出来だ
社長
社長
本当に素晴らしいよ

マスター経由でいい人を紹介してくれたな

このまま撮る必要が無かった残り3本撮ってくれるか?
(なまえ)
あなた
私は大丈夫です
レイ
レイ
この際、やります
ライ
ライ
もちろんです
社長
社長
スタジオはこのまま延長してもいいし、撮影もどこでも構わない

もし、撮影に相手役がいるなら誰でも構わない
(なまえ)
あなた
ありがとうございます
レイ
レイ
残りの3曲教えて
(なまえ)
あなた
Who do you love

Boss bitch

teddy bear
ライ
ライ
一曲目は相手がいた方がいいな
レイ
レイ
ルイ呼ぶね
ライ
ライ
boss bitchは街の中をカッコよく歩くだけでいい
レイ
レイ
他の2曲はあなたの家で軽く撮影でいいと思う

マンションと一軒家それぞれでいい
ライ
ライ
まずはboss bitchの撮影だな
レイ
レイ
衣装はこれから急いでルイのとこで調達する
ライ
ライ
それも撮ろうか
レイ
レイ
いいよ

ルイにモール集合って連絡し直しとく
ライ
ライ
よし、機材を車に乗せて撮るぞ
(なまえ)
あなた
朝まで撮影になるね
レイ
レイ
途中から飲むから起きとくよ
(なまえ)
あなた
流石
機材を車に乗せてモールまで走らせた

モールに着くとルイは既に待っていた
マスター
マスター
髪の毛のセットもせず部屋着で来たぞ
(なまえ)
あなた
ありがとう
レイ
レイ
部屋着、ダサい
マスター
マスター
高校の体操服だぞ、この野郎
それからモールで衣装を買ったり、その様子を撮影する

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