イェナン side
ふと横をみると大好きな人が横で寝ている
肌は赤ちゃんみたいで柔らかい
髪の毛からはユウトの香水の匂いがする
ちょっと悔しくて首にキスマークつけようと思うとそこにはすでにあった
あなたが寝返りを打った
反対の首にキスマークをつけた
自分の声がみんなのいびきにかき消された
you side
2人の間を抜け、朝ごはんを作り支度をして事務所へと向かう
まず4曲程収録をし、アレンジをした
そのままバラエティ番組の収録をし、音楽番組の収録をする
気づけばコーヒーしか飲んでいない
そのままMVの撮影のためにスタジオに行く
今日のMVはNever be the same
スタジオには古いアパートの部屋のようなセットが作られていた
白のランジェリーを着てベッドに座る
メイクルームに連れて行かれる
姉さんがどんどんメイクを進める
気づけばメイクは終わっていた
ナチュラルだけどどこか儚げに見えるメイク
スタジオのセットのベッドに座る
渡されたのはライが持っていた手巻きのタバコだった
ジッポで火をつけて吸う
私が好きだったライの甘いタバコの匂い
普段電子タバコだからか、煙が目にしみる
つい、涙目になる
それがライへのかつての想いなのかタバコなのかはわからない
ライはビデオカメラで撮影をする
ライの指示通り動く
風を当てられながら髪の毛をかきあげる
ライの指示通りに動き、気づけば撮影が終わっていた
機材を車に乗せてモールまで走らせた
モールに着くとルイは既に待っていた
それからモールで衣装を買ったり、その様子を撮影する
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!