第212話

Story209
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2020/08/25 02:49
you side

食事を終え、自室で会社のオンラインミーティングをする

この時間が全てを忘れることができる

4つのミーティングをこなし、気づけば始めてから3時間が経とうとしていた

最後のミーティングを終え、スマホで自分の株価や為替を見ると夜の9時を示していた

バルコニーに出てタバコを吸っているとシノンが部屋に入ってきた
シノン
シノン
今、大丈夫?
(なまえ)
あなた
うん、どうかした?
シノン
シノン
ほら、シャンパンどうかなって
(なまえ)
あなた
いいよ

今ちょうど仕事も終わったし
シノン
シノン
あなた、顔疲れてるからやっぱり今度にする

このシャンパンはパリコレが終わってからにするね
(なまえ)
あなた
そっか

じゃあその時まで楽しみにしてるね
シノン
シノン
うん、おやすみ
(なまえ)
あなた
おやすみ
シノンが部屋を出る

私はシャワーを浴びてリビングに向かう

リビングではユウトがロイと今後のトレーニングについて話し合ってた
ユウト
ユウト
まだ起きてたの?
ロイ
ロイ
こんな時間まで部屋に篭って何をしてた?
(なまえ)
あなた
会社のオンラインミーティング

一応週一でしてるの
ユウト
ユウト
大変だね
(なまえ)
あなた
そこまでかな

これから父親の会社の役員ミーティングもあるし、企画書も作成しないといけないし、今回のパリコレとブランドアンバサダーの打ち合わせもあるし
ロイ
ロイ
徹夜仕事だな
(なまえ)
あなた
12時までかかるかもね
ユウト
ユウト
体調だけは崩さないでね
(なまえ)
あなた
うん

おやすみ
ロイ
ロイ
おやすみ
ユウト
ユウト
おやすみ
暖かいレモンティーを入れて、部屋に戻る

父親の会社の役員ミーティングでは、営業成績や売上について報告がされた
父
🖥最後に報告だか、僕は来期は会長としてではなく、相談役としてこの会社に関わることに決めた

次期会長は僕の娘であるあなたを指名しようとおもう

そして次期社長には今勢いある若手起業家であり、我が社と取引先の息子さんでもあるルイ君を指名する

賛成のものは拍手してくれ
(なまえ)
あなた
お父さん!いや会長

私に会長職が務まるでしょうか?
父
🖥おや、賛成多数ということで採択されたかな?

じゃああなた、これが会社の方針だ

従いなさい
(なまえ)
あなた
皆様の期待に応えられるよう、精進してまいります

何卒お力添えよろしくお願いします
父
🖥それではミーティング終了
私は急ぎマスターに電話をかける
(なまえ)
あなた
📞どういうこと?
マスター
マスター
📞何がだ?
(なまえ)
あなた
📞うちの会社の社長就任とか聞いてない
マスター
マスター
📞だって言ってない
(なまえ)
あなた
📞まあいいけど、マスターになら任せられるし

実家の方がどうするの?
マスター
マスター
📞ライ兄さんが引き継ぐ
(なまえ)
あなた
📞そういうことね
マスター
マスター
📞それからメンバーのマネージャーも俺がすることになった
(なまえ)
あなた
📞私は解任ってこと?
マスター
マスター
📞兼務で経営戦略チームのチーム長になる
(なまえ)
あなた
📞そんな大きなポジション、兼務できるわけないよ
マスター
マスター
📞だからマネージャーを2人にするんだろ?
(なまえ)
あなた
📞わかった

来期からはよろしくね?
マスター
マスター
📞あとで業務についてメールしてくれ
(なまえ)
あなた
📞わかった
熱くなった頭を冷やす為にバルコニーに出てタバコを吸う

スマホで企画書に目を通しつつ、企画書に加筆する

一通り済んだらパリコレやブランド担当者と打ち合わせをする

こういう時にたくさん言語を習得していて良かったと思う

打ち合わせも終わり、頭を使ったからかお腹が空いた

リビングを通り、キッチンの戸棚をあける

素焼きのアーモンドを皿に盛り、リビングのソファーに座り食べながらスマホで書類チェックやFXをする
イェナン
イェナン
何してるの?
(なまえ)
あなた
夜食食べてるの
イェナン
イェナン
ロイさんに怒られるよ
(なまえ)
あなた
大丈夫

最近は食べろって言ってるから
イェナン
イェナン
そっか

ニュースみた?

今日の夜12時から2時まで流星群が見れるんだよ?
(なまえ)
あなた
願掛けでもしよっか

パリコレが成功するように
イェナン
イェナン
いいね
私はアーモンドのお皿をテーブルに置き、イェナンの手を引き、倉庫に入る

ライが星を眺めるのが好きで使っていた天体望遠鏡を持ち、ガレージに出る

車に乗り込み、展望台がある丘を目指して走らせる
イェナン
イェナン
どこ行くの?
(なまえ)
あなた
星に近づきに行くの
イェナン
イェナン
なにそれ笑笑
(なまえ)
あなた
ロマンチストなの
あのまま1人でいたら、全てを抱えんこんでしまいそうで全てから逃げてしまいそうになったからこうして車を走らせている
イェナン
イェナン
あなたはさ、星好きなの?
(なまえ)
あなた
そこまで好きじゃなかったの

けどイェナンと出会って、最初のキャンプの時の夜で星見たでしょ?

それから好きになったんだよ
イェナン
イェナン
そういえばそんなこともあったね
(なまえ)
あなた
目的地ついたよ?
車から降りて、展望台の上に上がり、望遠鏡をセットする
イェナン
イェナン
この望遠鏡はどうしたの?
(なまえ)
あなた
これはライが星を眺めるのが好きでそのために私が買ったの
イェナン
イェナン
そうだったんだ
(なまえ)
あなた
ライが私に星を見せようといつも誘ってきたんだけどさ

星座に選ばれなかった星がまるで自分のようで見るの拒んでたの
イェナン
イェナン
人は誰かの星になってその誰かを癒せたらいいじゃん?
(なまえ)
あなた
そうね

やっぱりイェナンと星を見るようになって正解だなぁ
イェナン
イェナン
ならよかった
2人並んで星を見つめる

すると肉眼でも見える星が流れる
(なまえ)
あなた
流れ星!
イェナン
イェナン
望遠鏡でも見れた
(なまえ)
あなた
みんなの仕事が上手くいきますように
イェナン
イェナン
あなたが僕の彼女になりますように
(なまえ)
あなた
え?
まるで流れ星が自分の頭に落ちてきたようだ

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