第38話

Story37
490
2020/04/22 20:27
操縦も自動操縦に切り替えた
マスター
マスター
なあ、あなたは、まだバージンなの?
(なまえ)
あなた
そうだけど、悪い?
マスター
マスター
やっぱり面白い

つか、そんな噛み跡ついてるのにまだ手を出されてないんだな
(なまえ)
あなた
マネージャーだから一線超えないように1人に絞らないようにはしてるよ?
マスター
マスター
なるほどな

つか、飛行機乗ると思い出されるな

お前に色々と仕込んでた時のこと
(なまえ)
あなた
そう?
マスター
マスター
あぁ、色んな免許取らせてた時のこと思い出すよ
(なまえ)
あなた
アメリカまで行って飛行機のライセンス取ったり、そうかと思えば船舶も取らされたり?
マスター
マスター
いいだろ、免許代とか講習代出したんだからよ
(なまえ)
あなた
感謝してるし、楽しいし

今に生きてるからいいよ
マスター
マスター
そう、それはよかった
(なまえ)
あなた
そもそも、何でここまでライセンス取らせたの?
マスター
マスター
出会った時、あなたに夢がなかったから何か見つければいいなと思ってな

それに広い景色を見せてやりたくて

船に乗れれば真っ直ぐな水平線が、空を飛べば悩みなんか小さく見えるかなって思ってな
(なまえ)
あなた
そうだったんだ、ありがとう
マスター
マスター
そういえば、バージン卒業できたら俺の彼女にしてやるよ
(なまえ)
あなた
なりたくないから笑笑
安心して笑笑
マスター
マスター
中々の好条件なのにか?
(なまえ)
あなた
自分で言う?!
マスター
マスター
事実だからな

お前は恋愛をしたことないから俺の良さがわからないんだよ
(なまえ)
あなた
どうやったら彼氏できるのだろうか
マスター
マスター
本命の女になるなら、身体はやすやすと許しちゃあいけないな

キスマークつけられてるお前にはまだ無理だな
(なまえ)
あなた
キスマーク、つけられないようにするよ
マスター
マスター
男の心理としてはキスマークつける=見せつけたい訳だ

となると、キスマークをつけられる女は他に男の影があるってことなんだよ

そんなの男からしたら自分は本命ではないのかもしれないんだろ?

俺なら、付き合うというより遊びの女にするね
(なまえ)
あなた
なるほどね、勉強になります
マスター
マスター
あなたを好きになるとか中々の物好きだな
(なまえ)
あなた
うるさいよ、そろそろ高度下げて着陸態勢に入らないと
マスター
マスター
あー、わかってる
その頃の客室では…

フイside
シノン
シノン
この飛行機、すごいよねぇ

ファーストクラスなんかより広いし
イェナン
イェナン
ふかふか〜
フイ
フイ
今あなたがいないから聞くけど、あなたのこと好きな人?
ヨウォン
ヨウォン
みんなでしょ?
みんなの目は本気の免許だった
フイ
フイ
僕たち、アイドルなんだよ?
ジノ
ジノ
わかってる

けど、あなたが来てからすごくいい刺激を受けてみんなに磨きが増したのも事実
フイ
フイ
確かに恋は人を綺麗にさせるけど
キノ
キノ
あなたが誰か1人に決めなければ、みんな平等でしょ?

それに何を撮られてもあなたとならマネージャーだからという言い訳ができる

なら、このままの関係がベストなんじゃない?
ウソク
ウソク
それってあなたを縛り付けていないか
イェナン
イェナン
あなただって1人の女性なんだよ?
ユウト
ユウト
そりゃあそうだ

僕たちがどうこう言う話じゃないよ
シノン
シノン
じゃあこの旅行では何していいの?
ジノ
ジノ
いいと思う

本気出すから
ホンソク
ホンソク
あんなにキスマークつけてもみんなには抑制力にはならないんだね
ウソク
ウソク
逆に煽られるよ
マスター
マスター
機長より、着陸態勢に入るからシートベルトしろよな
マスターからアナウンスがあった

コックピットであなたとマスターは何を話していたんだろう

あなたと何年も一緒に暮らしていて、色んな顔だったり、たくさんの思い出を知ってるマスターが羨ましい

僕らが知ってるあなたはマスターが色々と教育したあなただ

マスターには及ばないことを痛感させられる

きっとキスマークではマスターは動じないのだろう

僕だって動じない自信が欲しいと思い、窓の外に目線をやった

プリ小説オーディオドラマ