トレーニングを終えてマスターがハンドルを握り、ロイのクリニックに行く

点滴をしたり、マッサージをしたりしてメンテナンスをする

練習生時代のことを思い出す

何も食べることができなくなって、マスターのところに転がりこんで食べさせられても吐いてたっけ

そのせいでホルモンバランスが乱れて注射や薬なしでは子供ができない

だからメンバーのみんなにはそんなことさせたくない

そのためにマスターやロイの力を借りてトレーニングしている

自分の不甲斐なさにいらだつ

車に乗り込みみんなが乗り込むのを待つ









ロイ side

注射をしたことをみんなに伝える

みんな神妙な顔をしている

ひょこっと顔を出してこちらを覗くあなたの顔は笑顔だった

あいつの笑顔を守りたいと強く思った

兄さんの腕を引っ張り自分の医院長室に入る

遠い目をする兄さんを見つめた

そして、タバコに火をつける

you side

宿舎に着き、夕食を作る

明日の撮影を考えてカロリーも塩分控えめの食事にする

夕食も終わり、ソファーに座る

お酒に手を伸ばしそうになる

眠気に耐えれなくて意識を手放す










ジノside

肩にあなたの頭がのる

吐息が耳にかかってくすぐったい

ホンソクが軽々と抱きかかえて部屋に連れて行く

僕はその背中を見るしかなかった